ダイムラートラックは、メルセデスベンツのドイツ・ヴュルツブルク商用車センターの拡張工事を完了し、新しい工場棟を開設した。
今回の拡張により、同施設はEVおよび燃料電池技術を搭載したトラックやバスに対応できるよう大幅に機能が強化された。新工場棟は約250平方mの面積を持ち、メルセデスベンツ『eアクトロス 600』、『eエコニック』、三菱ふそう『eキャンター』、メルセデスベンツ『eシターロ』電動バスなどの専門的なメンテナンスサービスが行える高電圧作業場を備えている。
新施設の特徴として、天井クレーンと高さ調整可能な屋根作業ステーションが設置されている。天井クレーンにより、高電圧バッテリーなどの部品を車両から効率的に取り外し、保護された高電圧輸送ボックスに直接移動できる。屋根作業ステーションでは、バッテリーが屋根に設置されているeシターロなどの車両で安全かつ快適に作業を行うことができる。
