ピニンファリーナのハイパーEV『バッティスタ』、最後の特注モデルを公開

アウトモビリ・ピニンファリーナ『バッティスタ・ノヴァンタチンクエ』
アウトモビリ・ピニンファリーナ『バッティスタ・ノヴァンタチンクエ』全 13 枚

アウトモビリ・ピニンファリーナは、イタリアの伝説的デザインハウス「ピニンファリーナ」の創立95周年を記念した世界に1台だけのハイパーEV『バッティスタ・ノヴァンタチンクエ』を発表した。

最後のピニンファリーナ『バッティスタ』

「ノヴァンタチンクエ」は、2025年末で『バッティスタ』の生産が終了することを象徴するモデルで、最後に公開される特注のバッティスタとして歴史的な意味を持つという。

同社CEOのパオロ・デラッカ氏は、「バッティスタ・ノヴァンタチンクエは、オーダーメイドのラグジュアリーとパフォーマンスの頂点を象徴する存在。95年にわたる卓越したデザインの歴史を称えるために生み出された、時を超えた傑作」と述べている。

外装には、イタリア文化に深く根ざした情熱、スピード、感情を象徴する「エクスポーズド・シグネチャー・カーボン・ティンテッド・ロッソ・グロス」の塗装が施されている。特別仕様のリバリーはPURAビジョン・ゴールド・ペイント・グロスとネロ・トリノ・グロスのアクセントで仕上げられ、フュリオサパックに由来する特徴的なゴールドのピンストライプが存在感をさらに際立たせている。

エクステリアには、精密研磨・無色仕上げのイコニコホイールとマットブラックのチャンネルディテールが採用されており、ブラックのブレーキキャリパーとブラッシュド・アルミニウムのアルマイト加工アクセントが組み合わされることで、車両のダイナミックなシルエットに奥行きとコントラストを加えている。

車内は没入感あふれる贅沢な空間が広がっている。運転席にはブラックレザーとブラックアルカンターラのコンビネーションが使用されており、車体外装のカラーリングに呼応するように、ブラックとゴールドのデュオトーンステッチがアクセントとして施されている。ブラックアルカンターラ仕上げのニーパッドには、ゴールド刺繍で「95」のロゴがあしらわれている。

キャビン内には、エクスポーズド・シグネチャー・カーボンサテンがあしらわれ、さらにゴールドとブラックにアルマイト処理された洗練されたアルミニウムパーツが随所に配されている。新たにデザインされたアルミ削り出しのロータリーコントロールは、この特別仕様のためだけに製作されており、触感と視覚の両面で印象的なインターフェースを提供する。

《森脇稔》

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