日産『リーフ』のバッテリー再利用、イタリア国際空港で大規模蓄電プロジェクト始動

日産『リーフ』の使用済み電池活用、大規模蓄電プロジェクトをイタリア・フィウミチーノ空港で開始
日産『リーフ』の使用済み電池活用、大規模蓄電プロジェクトをイタリア・フィウミチーノ空港で開始全 3 枚

日産自動車の欧州部門は、イタリア最大の国際空港のフィウミチーノ空港において、EV『リーフ』の使用済み電池を活用した大規模な蓄電システムプロジェクトを開始した。

空港運営会社のアエロポルティ・ディ・ローマ(ADR)が進める「パイオニア」プロジェクトは、EU革新基金の共同資金援助を受けており、2030年までのネットゼロ排出達成を目指している。このプロジェクトは、電気自動車の「寿命終了後」技術が車両以外でもクリーンで柔軟なエネルギーを提供できる可能性を実証するものだ。

蓄電システム全体の容量は10MWhで、日産は84個の中古リーフバッテリーを供給した。これらのバッテリーは合計2.1MWhのエネルギー貯蔵能力を持ち、システムインテグレーターのロッチオーニ社がエネル社のエネルギー貯蔵システムに統合する責任を担っている。


《森脇稔》

アクセスランキング

  1. ライバルはアルファード? メルセデスベンツの最高級ミニバンが日本初公開!…ジャパンモビリティショー2025
  2. インフィニティは最上位SUV『QX80』にGT-Rエンジン移植、1000馬力超「R-Spec」発表へ…SEMA 2025
  3. カローラクロスと立場が逆転、だからこそ生まれた「斬新セダン」のデザイン…ジャパンモビリティショー2025
  4. トヨタ『ランクル60』に最新V6ツインターボ移植、「ターボトレイルクルーザー」発表へ…SEMA 2025
  5. 三菱自動車、国内販売は5期連続増 2025年4~9月期実績
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る