高齢運転者向け「認知機能検査タブレット」、全国36都道府県に拡大

日本テクトシステムズが開発したタブレット式認知機能検査システム「MENKYO」
日本テクトシステムズが開発したタブレット式認知機能検査システム「MENKYO」全 1 枚

日本テクトシステムズが開発したタブレット式認知機能検査システム、「MENKYO」の全国の県警や自動車学校での導入が拡大している。

同システムは現在、警視庁を含む全国32都道府県の県警に導入され、自動車学校を含めた展開地域は36都道府県に拡大した。令和6年度だけで東京都内7箇所の自動車学校に導入され、全国では合計40校で運用されているという。

最新統計によると、全国で実施された認知機能検査約280万件のうち、約17%にあたる検査で「MENKYO」が活用されており、その数は今後さらなる拡大が見込まれている。

「MENKYO」の最大の特徴は検査時間の大幅短縮だ。タブレット端末を使用することで、早い場合は従来の約半分の時間で検査を終了できる。タブレット未経験者でも問題なく受検できるよう配慮されており、リアルタイムで自動採点が行われるため、検査員の採点待ち時間が発生しない。

受検者からは「負担が減った」との声が多く寄せられているという。個別での柔軟なスケジュール調整が可能となり、受検者に寄り添ったスムーズな検査体験を提供している。

導入機関にとっても大きなメリットがある。検査の自動化・効率化により、年間受け入れ可能な検査人数が約1.4倍に増加した事例もあり、検査体制の強化に寄与している。採点作業が不要となることで人的リソースの効率化が進むほか、ペーパーレス化により記録を電子データで管理できるようになり、保管スペースや管理コストの削減、環境負荷の軽減というメリットも享受されている。

導入先では「作業が楽になり、心理的負担が軽減された」「管理作業がシンプルになり効率が上がった」といった喜びの声が寄せられており、全国での普及に向けた期待が高まっている。

認知機能検査の必要性は今後ますます増加することが予測されている。高齢ドライバーの増加により、効率的で信頼性の高いシステムは不可欠だ。「MENKYO」はDX化による検査業務の負担軽減で好評を得ており、県警や自動車学校、さらには受検者にとって真に役立つシステムとしてさらなる拡大を目指している。

《森脇稔》

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