グッドイヤーの新タイヤ、アウディ『A5』新型に純正採用…複数のバーチャルシミュレーション駆使

アウディ A5 新型
アウディ A5 新型全 4 枚

グッドイヤーとアウディは、新型アウディ『A5』と『S5』向けの純正装着タイヤ開発において、バーチャルシミュレーション技術を活用した革新的な開発手法を導入した。

【画像全4枚】

グッドイヤーは複数のバーチャルシミュレーションテストを駆使し、「イーグルF1アシメトリック6」、「イーグルF1スーパースポーツ」、「ウルトラグリップ パフォーマンス3」の3つの主力商品を開発。これらのタイヤは、UHP(ウルトラハイパフォーマンス)、UUHP(ウルトラ・ウルトラハイパフォーマンス)、ウインタードライビング用途に対応し、10サイズが純正採用されている。

開発プロセスでは、ルクセンブルクのイノベーションセンター内に昨年開設された最新鋭シミュレーションセンターを活用。ドライビングシミュレーターを使用することで、物理的な試作タイヤ製作を1回に削減し、数千本分の物理的タイヤと数千km分のテスト走行を省略できたと試算している。

グッドイヤーは2回のバーチャルシミュレーションサイクルを経て、1回の試作タイヤでアウディからの最初の承認を獲得。この全プロセスを10か月で実現した。

イーグルF1アシメトリック6は、転がり抵抗の低さにより燃費と快適性の向上に貢献。イーグルF1スーパースポーツは、モータースポーツ活動から得たヒントを活用し、公道走行とサーキット走行の両方で優れた性能を発揮する。ウルトラグリップ パフォーマンス3は、ADAC最新冬用タイヤテストで最高位を獲得した冬用タイヤだ。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. レクサスの新型「6輪ミニバン」の全貌が明らかに!「LS」はラグジュアリーセダンから「ラグジュアリースペース」へ…ジャパンモビリティショー2025
  2. ミズノ、カーボン技術活用の新フットギア「MOBILARIA β」発表…ジャパンモビリティショー2025
  3. 三菱『デリカミニ』新型を発売、受注は1万台超え…「DELIMARU Package」を7割が選択
  4. 三菱自動車、『eKスペース』新型を発売…受注は標準グレードに集中で93%
  5. コンセプトカーはいっさいナシ!前回とは180度違う、日産の展示から見えた「リアルへの追求」とは…ジャパンモビリティショー2025
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る