【スズキ スペーシアギア 新型試乗】いつもの買い物もキャンプ気分に“アゲ”てくれる…島崎七生人

スズキ・スペーシアギア HYBRID XZターボ・2WD・CVT
スズキ・スペーシアギア HYBRID XZターボ・2WD・CVT全 21 枚

“10マイル・アドベンチャー”が開発テーマだったという最新の『スペーシアギア』。軽自動車の1日の平均走行距離(およそ16km)を根拠としたテーマだそうだが、まさしく日常の中で冒険気分を味わわせてくれるクルマとは、なかなか上手いことを言うなぁ……と思った。

【画像全21枚】

試乗車のボディ色は、デザイナーが「低彩度のアースカラーを意識した」というクールカーキパールメタリックとガンメタリック2トーンルーフだった。紙のカタログでは3見開き目に登場するボディ色で、ミリタリー系のオリーブ色ほど重々しくなく、それでいて日常使いでもアウトドアな気分にさせてくれる味わいの色。

スズキ・スペーシアギア HYBRID XZターボ・2WD・CVTスズキ・スペーシアギア HYBRID XZターボ・2WD・CVT

試乗中、スーパーの買い物にも出かけてみたが、駐車場で白や黒の軽のスーパーハイトワゴンに紛れて並んでいると、たとえ牛乳2本と山型ホテルパンと卵Lサイズ10個パックひとつ(それと今回は新しいフェイスタオルも。愛用のスヌーピーのエコバッグを忘れてしまい、やむなくレジ袋を購入した)といったメモを手渡されてのミッションながら、スペーシアギアのおかげで“キャンプに出かける前の買い出し気分”に、ほんの少し浸れた次第。

実際に使ってみて実感したのは、エンボスの柄入りの撥水加工のシート表皮の使い心地のよさ。サラッとした風合いのほどよい摩擦係数で乗り降りしやすく、我が家の場合は犬の毛の掃除もコロコロを使ってサッと取れるのを実感した。タグ付きのサコッシュ風のシートバックアッパーポケット、インパネやドアトリム上部のマットなカーキの挿し色のアクセントも効いている。

スズキ・スペーシアギア HYBRID XZターボ・2WD・CVTスズキ・スペーシアギア HYBRID XZターボ・2WD・CVT

また実際にといえば、我が家の乗り心地・NVH評価担当の柴犬のシュンは今回は後席座面に乗車。この時マルチユースフラップを荷物ストッパーモードで立て、その上から愛用のボアマットを敷いて乗せたところ、自発的に例のフラップに前脚を寄りかからせ身体の支えにしていた。フラップで風向きを調整できる天井のサーキュレーターもカレに風が向けられ重宝した。

今回は季節的に試さなかったが、前2席のシートヒーターとステアリングヒーターは“飼い主”にはありがたい標準装備だ。電動パーキングブレーキも、今どきのクルマらしい嬉しい機能のひとつだ。

スズキ・スペーシアギア HYBRID XZターボ・2WD・CVTスズキ・スペーシアギア HYBRID XZターボ・2WD・CVT

今回の試乗は最大で大人2名+柴犬1匹(ただし体重は15kgもある!)で試したが、乗り味、ステアリングフィール、そして十分な加・減速を実現した動力性能など、走りの部分も軽自動車として安心感の高い部類。街中主体で200km弱走った燃費は19.4km/リットル(市街地モード・WLTC-Lが19.3km/リットル)だった。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★★
インテリア/居住性:★★★★★
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★★★
オススメ度:★★★★★

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト
1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

《島崎七生人》

島崎七生人

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト 1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

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