BMWの水素燃料電池車『iX5』、アートカーに変身…スイス「アート・バーゼル」で発表

BMWの水素燃料電池車『iX5』のアートカー
BMWの水素燃料電池車『iX5』のアートカー全 6 枚

BMWは6月19日から22日までスイスで開催される「アート・バーゼル・イン・バーゼル2025」において、アーティストのアルヴァロ・バリントン氏と協力し、BMWの水素燃料電池車『iX5』のアートカーを初公開する。

2025年はBMWアートカー50周年の記念すべき年。この節目を現在と結びつけるため、元アートカー審査員のハンス・ウルリッヒ・オブリストとBMWは、バリントンを招いてVIP送迎用の水素燃料電池車を移動するアート作品に変貌させる。これは昨年のエス・デヴリンによる作品に続く2年連続の取り組みとなる。

BMWの水素燃料電池車『iX5』のアートカーBMWの水素燃料電池車『iX5』のアートカー

BMWは20年以上にわたってアート・バーゼルの公式自動車パートナーを務めており、現代文化を形作る創造的な声を支援している。バリントンの作品「Simply, 2025」は、彼独特のコラージュ美学を反映した印象的なラッピングでBMW iX5を包み込んでいる。

デヴィッド・ホックニー、リチャード・ハミルトン、アンリ・マティス、ティナ・ターナーなど文化的革新の象徴的人物からインスピレーションを得たバリントンは、モビリティの進化を探求している。BMWの水素エンジニアとの深い対話を通じて、彼のコンセプトは技術と人間性を橋渡しする。鮮やかなパレットと重層的な形を用いて、変革、自然、技術革新のテーマを表現している。

BMWの水素燃料電池車『iX5』のアートカーBMWの水素燃料電池車『iX5』のアートカー

BMW iX5は、BMWの革新的モビリティと技術における先駆的役割を示す車両。アート・バーゼル・イン・バーゼル2025でのBMWの存在感の一部として、この車両はEVのBMW『i7』と並んでVIP送迎サービスを提供し、現代的な高級感、革新性、独占的な運転体験へのBMWのコミットメントを強化する。

BMWは世界規模でのBMW iX5のパイロットテストを経て、2028年から水素駆動システムを搭載した車両の量産を開始する準備を進めている。量産モデルはBMWの既存ポートフォリオに統合され、既存モデルに水素燃料電池駆動システムのバリエーションを追加する形となる。

《森脇稔》

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