SUBARU(スバル)と鹿島建設は、大阪・関西万博会場へのアクセス道路として使用されている阪神高速道路淀川左岸線(2期)海老江区間において、光ファイバセンシング技術を用いた路車協調型自動運転の実証実験を開始したと発表した。
両社は2024年9月より、スバル研究実験センター美深試験場の高速道路を模した周回コースで共同研究を進めてきた。厳冬期環境下での試験を経て、今回の実証実験に至った。
実証実験では、アスファルト舗装の内部に光ファイバセンサケーブルを敷設し、車両の走行による振動やひずみを検知・計測する。この道路モニタリングによってリアルタイムに得られる車両位置情報を自動運転車両と情報共有することで、車両位置の検出が困難なトンネル内での合流をユースケースとして実証を行う。