ヤマハ発動機、グリーンスローモビリティで地域交通課題解決へ…スマートシティEXPOに出展

「第5回スマートシティ推進EXPO」ヤマハ発動機ブースイメージ
「第5回スマートシティ推進EXPO」ヤマハ発動機ブースイメージ全 2 枚

ヤマハ発動機は、7月2日から4日まで東京ビッグサイトで開催される「自治体・公共Week 2025」内の「第5回スマートシティ推進EXPO」に出展する。

写真:ヤマハのグリーンスローモビリティ

今回の出展では、地域の交通課題解決に寄与する低速小型EV「グリーンスローモビリティ(グリスロ)」の認知拡大と導入促進に向けたアプローチを行う。これを通じて地方自治体や民間企業への包括的な支援を提案し、持続的な社会への貢献を目指す。

グリスロは、20km/h未満で公道を走る電動車を活用した小さな移動サービスおよび、その車両も含めた総称だ。

同社ブースでは、実際のグリスロ車両が見られるほか、同社製グリスロの概要や活用事例をパネル展示する。「生活の足」の分野では、千葉大学などとの共同研究で、グリスロを活用した移動支援により高齢者の健康やウェルビーイング向上が確認された事例を紹介。「観光」分野では、周遊性の向上に加え、移動自体がアクティビティ体験となり新たな地域の魅力発見に繋がった事例のほか、アプリと連携した「エンターテインメント×グリスロ」サービスによる「新たな体験価値」創造を目指した開発事例について触れる。

「自治体・公共Week」は、自治体・公共向けの7つの専門展で構成された展示会で、「スマートシティ推進EXPO」はその専門展の一つだ。「住みやすい街づくり」「活性化」「業務効率化」などにまつわる最新の製品・サービスが集まり、全国から自治体や官庁、公共機関の関係者らが製品・サービスの比較検討や情報収集を行う場になっている。

同社のグリスロは、50年の歴史を誇るゴルフカーの技術を活用した低速小型EV。電磁誘導線を利用した自動運転走行の実績もある。低床で高齢者も乗り降りしやすく、窓がない開放的なキャビンは車内外の人々がコミュニケーションをしやすいデザイン。また、車幅などがコンパクトで、道幅が狭く公共交通を整備しづらかった地域でも人々の移動を助けることが期待されている。

2014年以来、地域の生活の足や観光地の周遊性を向上させる手段として、全国100以上の地域で累計220回を上回る(実証実験含む)走行実績があり、また全国の70地域、120台以上の販売実績がある。

《森脇稔》

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