マレーシアの自動車メーカー、プロトンは、今後投入予定の新型車向け部品の現地調達を強化するため、中国のジーリー(吉利)系サプライヤーとの間で合弁事業4件と技術協定2件を締結したと発表した。
これらの協定により、プロトンは将来のガソリン車および電気自動車向け部品の現地化を加速し、現地調達比率の向上と新技術の導入を図る。また、マレーシア国内の自動車部品サプライヤーの技術力向上と地域・世界レベルでの競争力強化にも寄与する見込みだ。
合弁事業では、ADAS(先進運転支援システム)、ブレーキ、照明、HVAC(空調)システムの現地化が進められる。
ADAS分野では、デロイド・テクノロジーとアイモーション・オートモーティブ・テクノロジー(蘇州)が合弁事業を設立。アイモーション社は中国でジーリー、ジーカー、チェリー、ボルボなどにADASシステムを供給する主要サプライヤーで、プロトンの新型車「AMA01」向けADASシステムの開発・導入を加速する。