シャオミ初のSUV『YU7』中国発売、航続835km…690馬力の高性能版も

シャオミ初のSUV『YU7』
シャオミ初のSUV『YU7』全 7 枚

中国のXiaomi(シャオミ、小米汽車)は、同社初のSUV『YU7』を発売した。現地価格は25万3500元(約508万円)から。

シャオミ初のSUV『YU7』

シャオミYU7は高性能かつラグジュアリーなSUVとして、デザイン・テクノロジー・走行体験・安全性のすべてにおいて常識を覆す存在を目指しているという。

3つのバリエーションで展開される。スタンダード版は後輪駆動モデルで25万3500元、プロ版は四輪駆動モデルで27万9900元、マックス版は高性能四輪駆動モデルで32万9900元となっている。

シャオミ初のSUV『YU7』シャオミ初のSUV『YU7』

外装では、ホイールベース対ボディ全長が3対1、タイヤ径対車高が2.1対1、車幅対車高が1.25対1という理想的なバランスにより、見る者に強い印象を与える美しいプロポーションを実現。また1対3という超ロングノーズの比率により、フロントはなだらかに伸びたフードラインが形成され、ラグジュアリーの象徴ともいえるスタイルを確立している。

カラーバリエーションは同クラス最多となる9色を展開。既発表の4色に加え、新たに「パールホワイト」「オーシャンブルー」「ダスクパープル」「シャドウティール」「ドーンピンク」の5色がラインナップに加わった。

ホイールとタイヤについては、多様なニーズに対応するため3種類のサイズ、2種類の仕上げ、6種類のデザインという幅広いバリエーションを提供している。

シャオミ初のSUV『YU7』シャオミ初のSUV『YU7』

内装では、「パイングレー」「コーラルオレンジ」「トワイライトブルー」に加え、新たに「アッシュグレー&アイリスパープル」のツートーンを加えた計4種類のインテリアカラーを用意。外装9色との自由な組み合わせにより、無限の表現が可能となっている。

キャビン内の触れる機会の多いすべての場所にはソフトタッチ素材が使用されており、その総面積は17平方mに及ぶ。これらの素材はすべて、乳幼児の肌に直接触れても安全な国際基準「OEKO-TEX クラス1」の認証を取得している。

シートには柔らかさと適度な反発力を兼ね備えたナッパレザーを採用。オプションで選べる「デュアルゼログラビティフロントシート」は、ボタンひとつでリクライニングできるうえ、10点式マッサージ機能を搭載している。

シャオミ初のSUV『YU7』シャオミ初のSUV『YU7』

走行性能面では、自社開発の「3つのコア電動技術」をさらに進化させている。全グレードに搭載されているのは、アップグレード版の「シャオミ ハイパーエンジン V6s プラス」。最大回転数は2万2000rpm、最大トルクは528N・m、最大出力は288kWに達している。

最上位モデルの「YU7マックス」は、最高出力690hp、最高速度253km/hを誇り、0-100km/h加速は3.23秒を記録。これは80万元未満のSUVとして最速の0-100km/h加速性能となっている。

航続距離については、エントリーモデルのスタンダード版がCLTCモードで最大835kmの航続距離を誇り、ミッド~ラージクラスのEV SUVとして業界最長を実現。四輪駆動モデルでも最大770kmのCLTC航続距離を達成し、同クラスのAWD EVの中でもトップクラスとなっている。

シャオミ初のSUV『YU7』シャオミ初のSUV『YU7』

全グレード共通で、シャオミYU7は800Vシリコンカーバイドプラットフォームを搭載。最大5.2Cの超急速充電に対応し、12分で10%から80%まで充電可能。さらに15分で最大620km分の充電を実現する。

先進技術面では、次世代の4nmプロセスを採用したNVIDIA DRIVE AGX Thor車載コンピューティングプラットフォームを搭載し、700TOPS(毎秒7兆回の演算能力)を発揮する。

Apple製品との連携も強化されており、UWB(超広帯域)によるリモートアンロックに対応。シャオミEVアプリのウィジェットをホーム画面やコントロールセンターのショートカットから操作可能で、iPhoneのアクションボタンを専用の施錠・解錠ボタンとして割り当てることもできる。

安全性については、車両の主要部位に2200MPaのシャオミ超高強度鋼板を採用。これは自動車業界で量産されているホットフォーミング鋼材として最高強度のもので、高強度鋼およびアルミ合金の比率は90.2%に達し、ねじり剛性は47610N・m/度に到達している。

シャオミYU7の開発期間中、653台のテスト車両が合計1062万kmを走破。うち実道路試験は539日間にわたり649万kmをカバーし、296都市を網羅した。試験環境は、酷暑のトルファン(最高53度)、極寒の黒河(最低マイナス41度)、さらには標高5380mのチベット・アリ地区まで及んでいる。

また最近、シャオミYU7マックスのテスト車は24時間で3944kmを走破し新記録を樹立。過酷な24時間耐久テストにより、パワー、航続距離、充電性能、耐久性、信頼性の限界を実証した。

《森脇稔》

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