コンチネンタル、超高性能タイヤ市場で躍進…世界販売シェア52%に到達

コンチネンタル「スポーツコンタクト7」
コンチネンタル「スポーツコンタクト7」全 3 枚

コンチネンタルが超高性能(UHP)タイヤ市場での地位を大幅に強化している。同社は2019年から2024年の5年間で、世界の乗用車・軽トラック向けUHPタイヤの販売を約15ポイント増加させた。

UHPタイヤは18インチ以上のサイズで展開される技術的に高度なタイヤで、高速走行時の安全で動的な運転を可能にする。同期間中、コンチネンタル全ブランドのUHPタイヤ販売シェアは38%から52%に上昇し、主力のコンチネンタルブランドでは60%に達した。5年前は46%だった。

UHPタイヤは優れたグリップ力、精密なステアリング、強力なブレーキ性能、高い走行安定性が特徴で、主にスポーツカー、SUV、高級セダンなどの高性能車両に使用される。世界的な需要は継続的に拡大しており、UHP市場は2029年まで年率約9%の成長が予測されている。SUVの人気拡大とパワートレインの電動化が重要な成長要因となっている。

コンチネンタルはサマー、ウィンター、オールシーズンの全製品セグメントでUHPタイヤを用意している。UHPポートフォリオの主力製品は「スポーツコンタクト7」で、2022年の世界市場投入以来、24回の独立タイヤテストで21回勝利し、87%超の成功率を記録している。


《森脇稔》

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