ジープブランドは、小型SUV『コンパス』の新型が、ジープ史上最も空力性能に優れるモデルになると発表した。
新型コンパスは、ステランティスのSTLA Mediumプラットフォームをベースに開発され、欧州と米国の設計・エンジニアリングチームが共同で手がけた。ジープの象徴的な角張ったシルエットを維持しながら、空力効率の大幅な向上を実現している。

空力性能の向上は、完全にフラットなアンダーボディ、アクティブグリルシャッター(AGS)、空力最適化ホイール、リア部の鋭いトレーリングエッジなど、革新的な設計機能によって達成された。これらの技術により、抗力係数(Cx)を10%改善し、0.29以下というクラス最高レベルの値を実現した。
BEV仕様では最大650kmの航続距離を実現し、ハイブリッドおよびプラグインハイブリッド版も同様の空力技術の恩恵を受ける。空力性能の向上は、電動航続距離の延長、燃費向上、走行安定性の向上に直結している。

新型コンパスは、ジープブランドの電動化戦略における重要なマイルストーンとなり、効率性と象徴的なデザインが完璧に調和できることを証明した、としている。