デンソーが「高品質トマト」を開発!? 種苗メーカー買収で食農分野を加速

デンソーがアクシア・ベジタブル・シーズの全株式を取得
デンソーがアクシア・ベジタブル・シーズの全株式を取得全 2 枚

デンソーは、オランダの種苗メーカーのアクシア・ベジタブル・シーズ(Axia Vegetable Seeds)の全株式を取得した。今回の買収は、デンソーの食農分野への進出を加速させる狙いがある。

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近年、気候変動や人口増加に伴う食料不足が世界的な課題となっている。安定的な食料の生産と供給を実現するため、農業の生産体制の構築が求められている。デンソーはこれまで自動車分野で培った工業化技術とパートナーの栽培技術を組み合わせ、データ主導型の栽培方式の開発を進めてきた。

Axia Vegetable Seedsは高度な施設園芸が盛んなオランダに拠点を置き、世界トップクラスの育種技術を活用して高耐病性・高品質・高収量のトマト種苗を開発し、世界中で販売している。

アクシア CEO Alois van Vliet氏とデンソー フードバリューチェーン事業推進部 上席執行幹部 向井 康氏アクシア CEO Alois van Vliet氏とデンソー フードバリューチェーン事業推進部 上席執行幹部 向井 康氏

今後、両社は連携し工業化技術を種苗開発に取り入れることで、栽培の自動化や多様な気候に適した高品質トマト品種の開発を推進する。デンソーの画像認識技術やAI技術を活用し、Axiaの開発期間短縮と付加価値の高い種苗の早期市場投入を目指す。

両社は種苗から栽培までの生産者の多様なニーズに応える栽培ソリューションを構築し、持続可能な農業の実現を目指す。

デンソー上席執行幹部の向井康氏は「Axiaの卓越した開発力とデンソーのデジタル・自動化技術の融合により、安全で高品質な種苗を早期に開発し、いつでも・どこでも・だれでも安全で美味しい食の提供を実現する」と述べている。

《森脇稔》

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