英国のアロートロープエナジー(Allotrope Energy)は、従来技術の2倍のエネルギー密度を持つ新しいスーパーキャパシタを開発したと発表した。
この技術により、より多くのエネルギーを回収し、より大きなパワーアシストを実現する新世代のハイブリッドパワートレインの基盤となる可能性がある。
スーパーキャパシタはバッテリーよりもはるかに高速でエネルギーを蓄積できるため、ハイブリッド電気自動車の回生ブレーキシステムでの使用に適している。しかし、これまでエネルギー密度が比較的低いために、自動車メーカーが採用を躊躇していた。
アロートロープの技術革新は、持続可能に生産されるナノ多孔質炭素「リグナボルト」の使用にある。一般的なスーパーキャパシタのエネルギー密度が7-8Wh/kg程度であるのに対し、同社のスーパーキャパシタは第三者検証で14-15Wh/kgを実証している。
