スカニアジャパンは7月1日、灯火器に不具合があるとして国土交通省にリコールを届け出た。対象となるのはスカニアのトラック計1654台で、製作期間は2017年1月30日から2023年6月26日まで。
不具合の部位は昼間走行灯および車幅灯。前照灯ユニットにおいて設計上の検討が不十分だったため、LED構造で発生する熱の影響で内部部品が早期に劣化することがある。これにより長時間使用時に部品が熱損し、照度の低下や灯光色の変化が生じるおそれがあるという。
改善措置として、全車両について前照灯ユニット内部を点検。劣化が確認された場合はユニット一式を対策品に交換し、劣化がない場合は内部部品のみ交換する。これまでに不具合は261件報告されているが、事故は確認されていない。市場からの情報により判明した。