三菱自動車が技術支援、北海道「ラリー・カムイ」で『トライトン』2台が完走

「圭rallyproject」の竹岡圭選手のトライトン
「圭rallyproject」の竹岡圭選手のトライトン全 4 枚

三菱自動車が技術支援する「圭rallyproject」と「FLEX SHOW AIKAWA Racing with TOYO TIRES」は、7月4日から6日に北海道ニセコ町で開催されたXCRスプリントカップ北海道第3戦「ARK ラリー・カムイ」にピックアップトラック『トライトン』で参戦した。

「圭rallyproject」として参戦するモータージャーナリストの竹岡圭選手がXC-2クラスで4位、「FLEX SHOW AIKAWA Racing with TOYO TIRES」の川畑真人選手が同5位で完走を果たした。

XCRスプリントカップ北海道は、北海道の山間部を舞台にピックアップトラックやSUVなど幅広いクラスの車両で競われるクロスカントリーラリーだ。アマチュアからプロまで幅広いドライバーが参加でき、ここ数年で参加台数が増え、注目度の高いラリーとなっている。

「FLEX SHOW AIKAWA Racing with TOYO TIRES」の川畑 真人選手のトライトン「FLEX SHOW AIKAWA Racing with TOYO TIRES」の川畑 真人選手のトライトン

今回の「ARK ラリー・カムイ」は、日本自動車連盟(JAF)が主催する全日本ラリー選手権との併催となり、有力な選手や様々な車種が参戦し、レベルの高いラリーとなった。

ラリー・カムイは2日間約400km(うちSSは11ステージ、総距離は約100km)で行われ、例年ハイスピードな展開になるニセコ町・蘭越町・倶知安町・真狩村の山々を走るSSに加え、今年は羊蹄山の東側に位置する京極町の林道ステージが設けられた。

1日目はSS1-7を実施。木々の間の、狭く曲がりくねったコースを高速で駆るSSが多くあったが、「トライトン」の取り回しの良さが光り、川畑選手は常に上位に位置する好走を見せ、クラス2位で初日を終えた。竹岡選手はコースサイドにクルマ前方をヒットしてしまった影響で、SS7でタイヤをスローパンクチャーさせたが、グラベル・舗装路面が混在するようなコースでも、「トライトン」の高い悪路走破性を活かし、クラス4位と健闘した。

「圭rallyproject」の竹岡圭選手のトライトン「圭rallyproject」の竹岡圭選手のトライトン

2日目はSS8-11を実施。中でもSS8/10「SUNFLOWER(16.01km)」は、今回初めて使用し、大会最長SSであることに加えて序盤はハイスピード、後半はツイスティなテクニカルコースへと性格が変わる難しいコースだった。前日クラス2位の川畑選手は前のドライバーに猛追したが、途中コースアウトを喫してしまい、大きなタイムロスとなり、クラス5位となった。竹岡選手も新コースで多くのドライバーが苦戦する中、歴戦のラリー参戦で鍛え上げられた三菱自動車の4WDの走りを活かし、クラス4位のポジションを守り切り、ラリー・カムイを終えた。

また同じくXC-2クラスに出場していた『エクリプス クロスPHEV』(浅井明幸/古川和樹)は、クラス2位と奮闘した。

《森脇稔》

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