マセラティは、7月10日に英国で開幕する「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード2025」に出展する。『グランカブリオ』、『GT2ストラダーレ』、『MCXtrema』の3台が展示され、名物のヒルクライムにも挑戦する。
スーパーカー・パドックに展示されるGT2ストラダーレは、クローズドホイール選手権でマセラティを成功に導いたGT2の公道仕様車だ。631hpのネットゥーノV6エンジンを搭載し、0-60mph加速は2.8秒、最高速度は201mphを超える。これはマセラティ史上最もパワフルな内燃エンジン搭載車となる。
展示車両はオフィチーネ・フオリセリエ・マセラティによる光沢のあるブルー・コルセ・リバリーを採用し、20インチアロイホイールとマットカーボンファイバーディテールを装備している。

新型グランカブリオは483hpを発生し、ヴェルデ・ジアーダペイント、ブラックブレーキキャリパー、20インチフロント・21インチリアのダイヤモンドカット&クリオデザイン・グロッシーブラックホイールを装着する。3.0リッターV6ネットゥーノツインターボエンジンにより最高速度188mph、0-60mph加速3.7秒を実現している。
MCXtremaは、この4輪マスターピースのために特別に作られたブルー・Xtremaリバリーを纏って登場する。サーキット専用にホモロゲーションされ、世界限定62台のみの生産となる。ネットゥーノ由来の3.0リッターツインターボV6エンジンを限界まで押し上げ、730hpを発生する。

3台はスーパーカー・パドックでの展示だけでなく、グッドウッドの名物であるヒルクライムにも参加する。このコースは約1.2マイルの距離で、古い木々、トリッキーなカーブ、フリントの壁を縫って走り、グッドウッドハウスを通過してサウス・ダウンズ頂上のレースコースまで登る。328フィートの上昇を含むこのコースは、熟練ドライバーでも挑戦的なコースとして知られている。
1993年に開始されたグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードは、世界中のモータースポーツファンにとって必見のイベントだ。2000年からは現代のモデルも含むよう拡大し、クラシックカー、プロトタイプ、ハイパーカー、F1マシンなどが参加する動的なプログラムを提供している。