アルピーヌは、7月10日に英国で開幕する「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード2025」において、創立70周年を記念した特別展示を行う。
今回の目玉は、アルピーヌ『A290ラリー』の世界初の走行デビュー。このモデルは2025年欧州カー・オブ・ザ・イヤーを受賞した『A290』の競技仕様車で、フルセーフティケージやZF製リミテッドスリップデフ、アップグレードされたサスペンション、ブレーキ、ランニングギアを装備している。ラリー・デュ・ルエルグでで初公開され、レーシングデザインチーフのラファエル・リナリ氏が手がけたスポーティな塗装が施されている。
水素エンジン搭載の『アルペングロウHY6』コンセプトカーも英国初登場となる。2024年パリモーターショーで初公開されたこの車両は、3.5L ツインターボV6エンジンで740hpを発生し、スポーツカーのカーボンフットプリント削減への新たなアプローチを示している。
『A110 R ウルティム』も注目車両の一つだ。345hpのパワー、420Nmのトルクを発生し、0-100km/h加速は3.8秒を記録する。ドイツのニュルブルクリンク北コースでは、『A110 R』より20秒速いタイムが見込まれている。
新型EVの『A390』も展示される。この100%電動5シートスポーツファストバックは、伝説的なA110の俊敏性と運転の楽しさを継承するよう設計されている。