フィアット『ファストバック』がラインオフ、ステランティスのブラジル工場が生産1800万台達成

フィアット『ファストバック』改良新型
フィアット『ファストバック』改良新型全 5 枚

ステランティスのブラジル・ベチン工場が、49年間の操業で1800万台目の車両生産という歴史的な節目を達成した。

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1800万台目となったのはフィアット『ファストバック・ハイブリッド』で、ステランティスのアントニオ・フィローザCEOと南米担当のエマヌエーレ・カッペラーノ社長らが立ち会って記念式典が行われた。

カッペラーノ社長は「ベチン工場は常に先駆性と新技術の象徴だった。世界初の量産エタノール車フィアット『147』を生産し、現在はハイブリッド・フレックス技術を搭載したフィアット『パルス』と『ファストバック』を製造している」と述べた。

同工場は年間65万台の生産能力を持ち、220万平方mの敷地に90万平方mの建設面積を有する。37カ国に400万台以上を輸出し、300社以上の直接サプライヤーと1万7000人の直接雇用を創出している。

また、南米最大のパワートレイン生産センターを併設し、2025年6月にはファイアフライエンジン230万台、GSEターボエンジン180万台の生産を達成した。

技術開発面では、3000人以上のエンジニア、デザイナー、技術者が在籍するテックセンター・ステランティスを設置。60の最新研究室とテックモビリティセンターを通じて、低・中・高電圧の電動化技術開発を推進している。

ステランティスは今後数年間でベチン工場に140億レアルを投資し、間もなくブラジル進出50周年を迎える予定だ。

《森脇稔》

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