いすゞ自動車は7月11日、いすゞ『フォワード』と、OEM供給するUDトラックス『コンドル』について、制動装置に不具合があり、後輪のブレーキが利かなくおそれがあるとしてリコール(回収・無償修理)を国土交通省へ届け出た。
対象となるのは、2023年10月24日から2025年4月15日に制作されたいすゞフォワードと、UDトラックス・コンドルの計726台。
制動装置において、ブレーキバルブとコネクタの搭載位置が左右にオフセットしていることに加え、後輪ブレーキ用エア配管(ナイロンチューブ)の形状が不適切なため、キャブの揺動によりナイロンチューブがコネクタから抜けることがある。そのため、後輪ブレーキへのエアの供給が絶たれ、後輪ブレーキが効かなくなるおそれがある。
改善措置として、全車両のブレーキ用エア配管一式を対策品に交換する。
不具合は13件発生、事故は起きていない。