世界最高峰のソーラーカーレースに大阪工業大学が初出場へ、オーストラリアで8月開催

大阪工業大学が8月に豪州で開催されるソーラーカーレース「ブリヂストン・ワールドソーラーチャレンジ(BWSC)」に初出場
大阪工業大学が8月に豪州で開催されるソーラーカーレース「ブリヂストン・ワールドソーラーチャレンジ(BWSC)」に初出場全 2 枚

大阪工業大学の学生プロジェクト「ソーラーカープロジェクト」は、8月にオーストラリアで開催される世界最高峰のソーラーカーレース「ブリヂストン・ワールドソーラーチャレンジ(BWSC)」のチャレンジャークラスに初出場する。

【画像全2枚】

学生が設計から製作まで手掛けた車体は、空力性能に優れたスリムなボディと長く安定したホイールベースが特徴で、長距離走行を実現し技術力の限界に挑む。

同レースは1987年に始まり、2年に1度開催されている。北部のダーウィンから南部のアデレードまで約3000キロの砂漠地帯を約5日間かけて縦断する過酷なレースだ。今回は18の国と地域、経済圏から37チームがエントリーし、大阪工業大学は世界一速いソーラーカーを競うチャレンジャークラスに参加、8月24日にスタートする。

大阪工業大学が8月に豪州で開催されるソーラーカーレース「ブリヂストン・ワールドソーラーチャレンジ(BWSC)」に初出場大阪工業大学が8月に豪州で開催されるソーラーカーレース「ブリヂストン・ワールドソーラーチャレンジ(BWSC)」に初出場

ソーラーカープロジェクトは2006年に創立され、大宮キャンパス1号館の「モノラボANNEX」を拠点に学部生と大学院生64人が機械班や電装班、車体班、設計班、事務班、マネジメント班に分かれて活動している。コンピューターシミュレーションを用いたボディ構造の最適化や性能試験など、理論とデータに基づいたものづくりに取り組んでいる。今回の大会には15人が出場する。

出場車両の名称は「scuwera(シウィラ)」で、「新時代のソーラーカー」の思いを込めている。全長5797mm、全幅1450mm、全高1040mm、重量155kg。現在のトレンドであるモノハル(単胴船)型を採用し、空力性能向上と車両軽量化に重点を置いて設計した。太陽電池の出力は1459ワット、最高時速は120km/hだ。

ソーラーカーは7月末にオーストラリアに到着予定で、先発メンバーは7月25日に日本を出発し、走行ルートのチェックや車検などに臨む。

7月23日には大阪工業大学大宮キャンパスで壮行会を開催し、出場学生からの決意表明や大会・ソーラーカーの概要説明が行われる予定だ。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「マジで来ちゃった!」中国ミニバンの日本導入発表に、SNSでは驚きの声「よく作り込んでる」「加速がすごい」など話題に
  2. 60fpsの超滑らか映像、“全部入り”純正ミラー交換型デジタルルームミラーが登場
  3. 中国製高級ミニバンが日本初上陸、『ZEEKR 009』を国内販売へ…ジャパンモビリティショー2025
  4. “立駐ドリフト”で話題になったあのクルマをホットウィールで完全再現!映画『ワイルド・スピード』の最新シリーズをゲットせよPR
  5. 新型センチュリーは2ドアに、レクサス『LS』は6輪ミニバンに大変身…土曜ニュースランキング
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る