ポルシェは7月10日から4日間にわたり開催された自動車文化とモータースポーツの祭典「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード」において、最新の『911 GT3』シリーズを展示した。
スターが集うこのイベントでは、ポップ歌手デュア・リパがカスタム仕様の『911 GT3 RS』を披露し、チャリティーオークションに出品。また、アカデミー賞俳優エイドリアン・ブロディはポルシェの工場インターン時代を追ったドキュメンタリー『ザ・インターン』を初公開した。

今年のテーマ「勝利の方程式-チャンピオンと挑戦者」に合わせ、モータースポーツにインスパイアされた最新世代の『911 GT3』がグッドウッドで初公開された。1999年の登場以来、サーキットと公道の両立を追求してきた911 GT3は、固定リアウイングを備えたトラック志向モデルと控えめなツーリングパッケージの2タイプを用意する。ツーリングパッケージは初めてリアシートを無償オプションで設定し、顧客の多様なニーズに応える。
さらに、工場公認のマンタイキットを装着した『911 GT3 RS』も登場。空力性能とシャシーダイナミクスを最適化し、525psの高回転自然吸気エンジンや特徴的なリアウイングのドラッグリダクションシステムなど、モータースポーツ技術を最大限に活用している。

レースでは、女性ドライバーのみのアイアン・デイムズチームが565psの『911 GT3 R』を駆り、24時間ル・マンに7年連続出場した実績を示した。ポルシェカレラカップGBのジュニアドライバー、ジェームズ・ウォリスも『911 GT3カップ』で参加している。
グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードは1993年に初開催され、英国サセックス州のグッドウッドハウスを背景に世界最大の自動車イベントとして知られている。