ベルエナジー(茨城県つくば市)は15日、「電気の宅配便」サービスを本格的に開始したと発表した。
同サービスは、EVユーザーが充電スポットに行かなくても、移動式充電器が現地に駆けつけてその場で充電を行う全く新しい形のEV充電サービスとして2023年9月に発表された。
当初はEVユーザー向けの利便性向上を目的としていたが、充電器の容量や出力に関する課題を踏まえ、より高度な製品開発に注力してきた。現在では「MESTA Pro」により、自動車OEMや開発・生産現場、ロードサービスなど専門性の高い現場にも十分対応可能となり、用途の幅が大きく広がっている。
さらに、ゼロエミッション電源車「MESTA Gen」の登場により、「電気の宅配便」は単なるEV充電にとどまらず、建設現場の脱炭素化や災害時の緊急電源、高層ビルの機器稼働など、移動可能な電源インフラとしての役割を担う存在へと進化した。