トヨタのフォークリフト1255台にリコール 走行コントローラ焼損のおそれ

改善箇所
改善箇所全 1 枚

豊田自動織機は7月15日、電動式フォークリフト、トヨタプチランナー』のリコールを国土交通省に届け出た。対象となるのは、1996年9月から2016年1月までに製作された、2型式の1255台。

電動式フォークリフトに搭載している走行モータ制御コントローラの設計検討が不十分なため、高負荷作業を繰り返し長期間行うと、金属製のコントローラの端子台が高温となり、クリープ現象を起こすことがある。

その結果、端子を締結しているナットの締結力が低下し、端子部の接触抵抗が増加して発熱する。そのままの状態で使用を続けると、コントローラが焼損し走行できなくなる恐れがある。

これに対し豊田自動織機は、全車両のコントローラを対策品に交換する。また、対策品の準備に時間を要するため、暫定対策としてコントローラ端子部のナットを規定トルクに増し締めする。

これまでに、この件に関する不具合が5件報告されており、事故は報告されていない。

《レスポンス編集部》

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