新型『DR-Z』が横浜に登場!「スズキ モーターサイクルコレクション2025」桜木町駅前で、“これからのバイク好き”に魅力アピール

新型『DR-Z4S』『DR-Z4SM』が展示された「スズキ モーターサイクルコレクション2025」(7月19日)
新型『DR-Z4S』『DR-Z4SM』が展示された「スズキ モーターサイクルコレクション2025」(7月19日)全 34 枚

スズキは7月19日と20日、日本導入予定の新型『DR-Z4S』『DR-Z4SM』を見て、触って、跨ることができるイベント「スズキ モーターサイクルコレクション2025」を横浜・桜木町で開催。炎天下の中、初日の19日は朝10時の開場から、駅前広場に多くのファンが詰めかけた。

新型「DR-Z」が展示された「スズキ モーターサイクルコレクション2025」

「DR-Z4S」「DR-Z4SM」は2000年代に人気を博した『DR-Z400S』を源流に持つデュアルパーパスとスーパーモト。現在は少なくなった400ccクラスのオフローダーが復活するとあって話題となっている。スズキはこの新型DR-Zを引っ提げて、6月に岡山、7月頭に福岡でモーターサイクルコレクション2025を実施。今回の横浜が3か所目で今年最後の開催となる。

バイクのイベントといえば、「KATANAミーティング」や「Vストロームミーティング」のようなバイク好きに向けたファンミーティングが多いが、この「スズキ モーターサイクルコレクション2025」はバイク好きはもちろんのこと、“これからのバイク好き”を育むことに主眼を置いたイベントであることが特徴だ。新たにバイクに興味を持ってもらうため、会場はアウトレットパーク(岡山)やショッピングビル(福岡)、駅前広場(横浜)と、一般客の往来が多く、アクセスしやすい場所が選ばれている。スズキの担当者は「より多くの会場で、かつ継続的に開催していければ。何よりお子さんたちに来てもらって、バイクのかっこよさや楽しさに触れてほしい」と話す。

会場には4台の車両が並ぶ。「DR-Z4S」はチャンピオンイエローNo.2/ソリッドスペシャルホワイトNo.2の2トーンカラーと、ソリッドアイアングレーの2台、「DR-Z4SM」はスカイグレー、ソリッドスペシャルホワイトNo.2の2台が並べられ、ソリッドアイアングレーの「DR-Z4S」とソリッドスペシャルホワイトNo.2の「DR-Z4SM」は跨り試乗も可能となっていた。試乗の待機列ができる中、購入を予定しているという来場者の男性は何度も乗り比べながら足つき性やライディングポジションを入念にチェックしていた。

「DR-Z4S」「DR-Z4SM」は2024年11月のミラノショー(EICMA)で初公開されて以来、国内外のファンの注目を集めている。3月に開催された大阪や東京のモーターサイクルショーでも展示され、目玉となっていた。7月19日現在、日本での発売や価格に関する正式発表はないが、会場を訪れたファンからは「いつ発売ですか?」「出たらすぐ買います」などの声も聞かれ、前人気の高さがうかがえた。

「DR-Z4S」「DR-Z4SM」は車体の多くを共有しながら、それぞれオフロード向け、オンロード向けと異なる個性が与えられたモデル。両モデルとも398cc・水冷DOHC単気筒エンジンを搭載。各国の排ガス規制、音規制、ブレーキ規制に対応し、軽快なハンドリングと低速から高速までのスムーズなエンジン特定を備えている。

「Ready 4 Anything」がテーマの「DR-Z4S」は、21インチ(フロント)と18インチ(リア)のホイールを採用し、オフロード性能を重視する。一方、「あなたの道。あなたの遊び場。」を掲げる「DR-Z4SM」は前後17インチホイールとオンロードタイヤを装備し、モタードスタイルに仕上げられた。

両モデルに採用の電子制御システムS.I.R.S.(スズキインテリジェントライドシステム)には、3モードの出力特性をもつSDMS(スズキドライブモードセレクター)、G(グラベル)モードを含むトラクションコントロールを搭載し、解除モード付きABSの採用も併せて、ライダーのスキルや路面のコンディションに応じた多様なライディングが可能としている。

また、クラッチレバーを引かずにワンプッシュでエンジン始動が可能となる「スズキイージースタートシステム」も搭載する。

さらに、アグレッシブなスタイリングデザイン、LED灯火類やLCDメーターも備え、先進的な外観を実現。DR-Z4S・DR-Z4SMにはそれぞれに最適なタイヤ、サスペンションのセッティング、ディメンションを採用し、それぞれの得意とするシーンで高い走行性能を発揮する。

2台の主なスペックは以下の通り。

■DR-Z4S
全長:2,270mm
全幅:885mm
全高:1,235mm
ホイールベース:1,495mm
地上高:300mm
シート高:920mm
重量:151kg

■DR-Z4SM
全長:2,195mm
全幅:885mm
全高:1,190mm
ホイールベース:1,465mm
地上高:260mm
シート高:890mm
重量:154kg

正式な発表はないものの、3会場でおこなわれたモーターサイクルコレクションの主役として大々的に展示をおこなっているだけに、発売時期は確実に近づいていると考えて良いだろう。生まれ変わった「DR-Z」が新たなファンを生み出すことができるかにも注目だ。

「スズキ モーターサイクルコレクション2025」横浜・桜木町は、20日も10時00分~17時00分まで開催。会場はJR桜木町駅前広場イベントスペース。子どもの夏休み最初の週末のイベントとして訪れてみてはいかがだろうか。

《宮崎壮人》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「本当に世に出るとは」車重わずか1トンで800馬力V12、「超アナログ」スーパーカー…新型車記事ランキング 8月
  2. 24年ぶり復活、新型ホンダ『プレリュード』ついに発売…価格は617万9800円
  3. ホンダ『S2000』も復活!? 新型『プレリュード』にチラつくロードスターの噂
  4. さらなる人馬一体へ!NDロードスター用「リビルトエンジン」発売、価格は65万7800円
  5. BMW、ケージ構造でヘルメット不要の電動スクーター『ビジョンCE』発表へ…IAAモビリティ2025
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る