道の駅の満足度1位は「川場田園プラザ」…じゃらんがグランプリ2025を発表

1位:道の駅川場田園プラザ
1位:道の駅川場田園プラザ全 11 枚

リクルートが発行する旅行情報サイト『じゃらんニュース』は「道の駅」に関するアンケート調査を実施、7月16日に「じゃらん 全国道の駅グランプリ2025」を発表した。群馬県「道の駅川場田園プラザ」が高い支持率で満足度ランキング1位を獲得した。


2024年に引き続き2025年も「もう一度利用したい」、「今後利用してみたい」ランキングも発表。「もう一度利用したい」1位は道の駅川場田園プラザ(群馬県)、「今後利用してみたい」1位は道の駅厚岸グルメパーク(北海道)がそれぞれ選ばれた。

■全国道の駅グランプリ2025

2025年2月28日時点で登録されている全国の全ての道の駅(1230か所、未開業含む)の中から、「満足度の高い道の駅」を選出するアンケート調査を実施、「じゃらん 全国道の駅グランプリ2025」を決定した。

その結果、満足度1位は群馬県「道の駅川場田園プラザ」で、2024年の2位から首位に返り咲いた。広大な敷地に自然とバラエティ豊かなグルメ、アクティビティが充実した“1日遊べる道の駅”だ。

2位は福岡県「道の駅むなかた」が2024年の10位から大幅にジャンプアップした。沖縄県からも「道の駅許田」が初のランクイン。

アンケートはインターネットで調査した。まず、スクリーニング調査で全国8エリアそれぞれ満足度トップ10にランクインした計80の道の駅を、選択肢として設定。それらの中の、過去3年以内(2022年4月~25年3月)に行ったことがある道の駅の中から、「満足した、良かった」施設を3つまで選択してもらった。そして利用経験者数が80人以上の施設を対象に集計した。調査期間は2025年4月3~11日、調査対象は47都道府県在住の20代~50代男女。有効回答数はn=4219人だった。

順位(2024年順位):駅名…満足率
1位(↑2位):道の駅川場田園プラザ(群馬県)…81.5%
2位(↑10位):道の駅むなかた(福岡県)…80.6%
3位(↑ランク外):道の駅許田(沖縄県)…78.6%
4位(↑5位):道の駅遠野(風の丘(岩手県)…78.2%
5位(↓1位):あ・ら・伊達な道の駅(宮城県)…77.4%
6位(↑ランク外):道の駅富士川楽座(静岡県)…76.3%
7位(↑ランク外):道の駅上品の郷(宮城県)…75.9%
8位(=8位):道の駅伊東マリンタウン(静岡県)…73.5%
9位(↑ランク外):道の駅センザキッチン(山口県)…72.8%
10位(↑ランク外):道の駅雫石あねっこ(岩手県)…72.7%

■もう一度利用したい道の駅ランキング2025

道の駅川場田園プラザが二冠。満足度ランキング上位の道の駅が、「もう一度利用したいランキング」でも上位に来た。『じゃらんニュース』編集部では「1日中遊べるのはもちろん、ご当地ならではのグルメや新商品、旬の食材が豊富で、行くたびに新しい発見がある道の駅がリピートしたくなるようだ」と分析する。

アンケートでは過去3年間に利用した道の駅の中から「もう一度利用したい」施設を3つまで選択。n=4219。

順位(2024年順位):駅名…リピート率(%)
1位(=1位):道の駅川場田園プラザ(群馬県)…72.6%
2位(↑ランク外):道の駅むなかた(福岡県)…71.1%
3位(↑ランク外):道の駅許田(沖縄県)…70.4%
4位(↓2位)あ・ら・伊達な道の駅(宮城県)…65.8%
5位(↓4位):道の駅遠野(風の丘(岩手県)…64.5%
6位(↑ランク外):道の駅明宝(岐阜県)…63.8%
7位(↑ランク外):道の駅センザキッチン(山口県)…62.9%
8位(↑ランク外):道の駅富士川楽座(静岡県)…61.6%
9位(↑ランク外):道の駅おおとう桜街道(福岡県)…61.3%
10位(↓3位):道の駅しちのへ(青森県)…61.0%

■今後利用してみたい道の駅ランキング2025

「今後利用してみたいランキング」では、オリジナルグルメや特産品が豊富に揃い、その地域ならではの魅力が詰まった道の駅が多数ランクインしている。絶景も評価される傾向にある。『じゃらんニュース』編集部では「温泉を併設するなど付帯施設が充実している独自性のある道の駅が、今後利用したくなるポイントのようだ」と考察している。

アンケートでは、これまで利用したことのない道の駅の中から「今後利用してみたい」施設を3つまで選択してもらった。n=4219。

順位(2024年順位):駅名
1位(↑2位):道の駅厚岸グルメパーク(北海道)
2位(↑5位):道の駅阿蘇(熊本県)
3位(=3位):道の駅あわじ(兵庫県)
4位(=4位):道の駅神戸フルーツ・フラワーパーク大沢(兵庫県)
5位(↑6位):道の駅サーモンパーク千歳(北海道)
6位(↑8位):道の駅うずしお(兵庫県)
7位(=7位):道の駅富士(静岡県)
8位(↑9位):道の駅蒜山高原(岡山県)
9位(↑ランク外):道の駅くるくる(なると(徳島県)
10位(↑ランク外):道の駅天童温泉(山形県)

■全国道の駅グランプリ2025上位の施設を紹介

1位:道の駅川場田園プラザ(群馬県利根郡川場村)

2022年、2023年に続き、2025年の満足度1位を獲得した「川場田園プラザ」は、武尊山の麓に広がる広大な敷地に四季折々の美しい景色が広がる。自然と食、アクティビティが充実した“一日遊べる道の駅”として注目だ。地場産の「雪ほたか米」や新鮮な野菜・果物の提供に加え、敷地内には乳製品工場やビール工場もあり、ここでしか味わえない特産品が豊富。地元食材を生かした料理の飲食店や、焼きたてパンのベーカリーを目的に訪れる人が多い。アスレチック施設「HANETTA」もあり、子どもから大人まで楽しめそう。

2位:道の駅むなかた(福岡県宗像市)

九州エリアで支持を集める。玄界灘で水揚げされた魚介類が毎朝届く鮮魚コーナーは、開店前から行列ができるという。野菜やお米、果物はもちろん、お弁当やお総菜といった加工品も充実。宗像産の食材を使った「海鮮丼」や「鯛茶漬け」、ひじきを使ったコロッケなど、地元の味が楽しめる。2024年9月には花き園芸と工芸雑貨のお店「higoro(ひごろ)」がオープンした。

3位:道の駅許田(きょだ)(沖縄県名護市)

1994年にオープンした沖縄県の道の駅第1号だ。利用者の約8割が観光客だそうだ。沖縄本島北部12市町村の特産品がそろい、全国発送も可能。「沖縄天ぷら」など沖縄のソウルフードから旬のフルーツまで、グルメ目当てに訪れるファンもいる。展望スペースからは名護湾を一望できる。

《高木啓》

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