都営バスは、終点到着時の乗務員による確実な車内点検の実施に向けて、点検をサポートするシステムを7月下旬から順次導入すると発表した。終点に到着後、車内最後部に設置したボタンを押すまで点検を促す音声が流れ続ける仕組み。2026年6月末までの全車両への設置完了を目指す。
システム導入後の車内点検手順では、終点に到着すると、車内点検を促す音声が自動的に流れる。乗務員が車内点検を行いながら最後部まで移動し、最後部にあるボタンを押して音声を停止させる。その後、車内点検を行いながら運転席に戻る。
本システムは、送迎用バスの置き去り防止システムをベースに、路線バスの運用に合わせ終点停留所ごとに作動するよう、新たにメーカーと共同開発したものだ。
また、終点到着時に寝ている人を見かけた乗客に、乗務員への声掛けをお願いするステッカーを作成し、全車両に掲出している。