アウディジャパンは24日、プレミアムアッパーミッドサイズの電気自動車『A6 e-tron』シリーズを全国126店舗のアウディ正規ディーラーで発売した。価格は981万円からとなる。
同車は、ダイナミズム、プログレッシブ、エレガントを追求したクリーンなデザインが特徴だ。フロントは調和のとれた豊かな表情を持ち、スリムなデイタイムランニングライトと幅広いグリルによりフラットかつワイドに見える。閉ざされたブラックマスクに囲まれたシングルフレームグリルが、アウディの電気自動車e-tronモデルであることを主張している。

低く力強いボディがダイナミックなルーフラインを支え、ブリスターフェンダーの彫刻的で筋肉質な形状が「quattro(クワトロ)」四輪駆動を強調する。これはアウディデザインのDNAの重要な要素で、アウディでは「テクノロジーの可視化」と表現している。
卓越したエアロダイナミクス性能も注目点だ。『A6スポーツバック e-tron パフォーマンス』の空力ボディは、アウディ史上最も優れたCd値0.21を実現し、圧倒的な一充電走行距離769kmに貢献している。『A6アバント e-tron パフォーマンス』はCd値0.24、一充電走行距離726kmとなる。

インテリアでは、MMIパノラマディスプレイが特徴的だ。曲面デザインとOLED技術を備えた11.9インチのAudiバーチャルコックピットと14.5インチのMMIタッチディスプレイで構成される。オプションのテクノロジーパッケージには助手席用の10.9インチMMIフロントパッセンジャーディスプレイも含まれる。
OSにはアウディとして初めてAndroid Automotive OSを採用し、標準アプリケーションに加えてYouTubeなどのサードパーティアプリもダウンロード可能だ。

パワートレインは、強力でコンパクトかつ高効率な電動モーターと、PPE用に新開発されたリチウムイオンバッテリー(総電力量100kWh、正味容量94.9kWh)を搭載する。両モデルは1基の電気モーターを搭載した後輪駆動で、システム最高出力280kWを発揮し、0から100km/hまで5.4秒で加速、最高速度は210km/hだ。
さらにA6スポーツバック e-tronに、新世代のバーチャルエクステリアミラーとアダプティブエアサスペンションを組み合わせたオプションのレンジプラスパッケージを装着した場合は、一充電走行距離が846kmとなり、日本国内最長の一充電走行距離を達成する電気自動車となる。