日産自動車は7月15日、経営再建計画「Re:Nissan」で推進するグローバルな生産拠点の見直しの一環で、追浜工場(神奈川県横須賀市)での車両生産を2027年度末に終了すると発表した。これに対しSNS上では様々な声が上がっている。
追浜工場は1961年に操業を開始し、これまでに累計で1780万台以上を生産した。
主な歴史:
1961年:操業開始(ダットサン・ブルーバード生産開始)
1978年:生産累計500万台達成
1984年:追浜専用埠頭完成
1992年:生産累計1000万台達成
2001年:マーチ生産開始
2003年:キューブ生産開始
2007年:「GRANDRIVE」竣工、生産累計1500万台達成
2010年:リーフ生産開始
2012年:2ライン生産終了
2016年:初代ノートe-POWER生産開始
2021年:現行ノートオーラ生産開始
Re:Nissanで日産は、グローバルの生産能力を350万台(中国除き)から250万台に削減し、工場稼働率を100%レベルに維持することをめざしている。そのため、グローバルで生産拠点を17から10へ統合することを検討中だ。現在追浜工場で生産している『ノート』(ノートオーラ含む)は、日産自動車九州へ移管する予定。
これに対しX(旧Twitter)では、「知人も働いているのに」「知り合いに日産の下請け多いがどうなることやら」など、関係者らしき人たちの今後を憂う声が多く見られた。
また、「日産ワークスの聖地なのに」「世界の追浜が」など日産ファンの悲しみの声も多くみられた。
日産としては新型『リーフ』や新型『エルグランド』などを日本に投入することを発表しており、その再起が注目されている。