オペル『アストラ』のPHEVがパワーアップ、EV航続も83kmに拡大

オペル・アストラ スポーツツアラーPHEV
オペル・アストラ スポーツツアラーPHEV全 5 枚

オペルは、主力コンパクトカー『アストラ』のプラグインハイブリッド(PHEV)モデルを欧州で改良した。ハッチバックとワゴンの「スポーツツアラー」が用意される。

オペル『アストラ』と『アストラ スポーツツアラー』のPHEV

改良されたプラグインハイブリッドは、システム出力を144kW(196hp)に向上させ、従来モデルから11kW(16hp)の出力アップを実現した。最大トルクは360Nmを発生し、0-100km/h加速は7.6秒(スポーツツアラーは7.7秒)、最高速度は225km/hとなっている。

パワートレインは1.6リットル直列4気筒ターボエンジン(110kW/150hp)と電気モーターの組み合わせ。電気モーターの出力は従来の81kW(110hp)から92kW(125hp)に向上した。新開発の電動化7速デュアルクラッチトランスミッションを採用し、ドライビングコンフォートを向上させている。

バッテリー容量は従来の12.4kWhから17.2kWhに拡大され、WLTPサイクルでの電動航続距離は26km延長されて最大83kmとなった。これにより市街地走行では排出ガスゼロでの走行が可能だ。

燃費性能も改善され、100kmあたりの消費量は電力12.7-13.1kWh、燃料2.2-2.4リットルとなっている。従来モデルの電力16.3-16.5kWh、燃料1.3リットルから大幅に効率化された。

標準装備として10インチカラータッチスクリーンのマルチメディアインフォテインメントシステム、Apple CarPlayおよびAndroid Autoによるワイヤレススマートフォン連携、キーレススタートシステムなどが含まれる。

《森脇稔》

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