KTM「エンデューロモデル」7車種のラインアップを刷新、軽量化と冷却性能向上

KTM「エンデューロ」の2026年モデル
KTM「エンデューロ」の2026年モデル全 5 枚

KTMは2026年モデルの「エンデューロ」ラインアップを発表した。今回のモデルチェンジでは、7機種を中心にサスペンションの大幅な改良や冷却システムの見直しが行われている。

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特に48mmのWP XACTクローズドカートリッジフォークは新しいダンピング設定と軽量化されたスプリングを採用し、200グラムの軽量化を実現した。リアショックのWP XPLOR PDSも同様に最適化されている。

2ストロークモデルの命名規則も変更され、『125XC-W』と『250XC-W』は競技用に特化したモデルとして新たに命名された。一方、『300EXC』はEURO5+認証を受けた唯一の2ストロークモデルとして従来の名称を維持する。4ストロークモデルは『250EXC-F』、『350EXC-F』、『450EXC-F』、『500EXC-F』の4機種で構成される。

冷却システムでは新しいラジエーターキャップを採用し、開閉が容易になった。300EXCと全EXC-Fモデルにはラジエーターファンが装着されている。外部からの汚れや水の侵入を防ぐため、全モデルに燃料コネクターの保護キャップが追加された。

外観は新しいビコポジットプラスチックのグラフィックパッケージで刷新され、鮮やかなオレンジと赤のアクセントが特徴だ。高グリップの黒いシートカバーやフレームプロテクター、バー・パッド、タンクスポイラーのテクスチャード素材も新たに採用された。リアタイヤにはマキシス製の新しいソフトコンパウンドのMaxxEnduroが装着されている。

2026年KTMエンデューロモデルは8月から欧州正規ディーラーで販売開始予定で、300EXCは10月からの納車となる。日本での発売については未発表。

《森脇稔》

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