ポルシェ『911スピードスター』が劇的な復活? 992.2世代に最後の打ち上げ花火!

ポルシェ 911スピードスター 新型のプロトタイプ
ポルシェ 911スピードスター 新型のプロトタイプ全 14 枚

ポルシェは現在、エントリーレベルの「カレラ」から、最上位モデルの「911ターボ50イヤーズ」まで、実に23バージョンの『911』をラインナップしている。たいていの人が満足できるモデルが見つかるはずだが、スクープ班のカメラが新たなバリエーションの写真を初めて撮影した。

それが、現行992.2世代の最後の盛り上がりとなる、「911スピードスター」のことだ。南ヨーロッパでテスト走行中のプロトタイプは、「911GT3コンバーチブル」に似ている。

ポルシェの最初のスピードスターは、1955年の『356スピードスター』だ。以後複数のスピードスターが誕生しており、2010年に「997」世代の911スピードスターが356台生産され、それから9年をおいて、2019年に誕生した911スピードスターが最後となっている。

これまで992スピードスターの噂はあったが、確証はなかった。そしてついに、スペインのスクープ班が、GT3のボディをベースにしてクラシックなコンバーチブルを採用した、次世代911スピードスターの姿を捉えることに成功した。

写真のプロトタイプは、ベンチレーテッドフードとスポーティなフロントバンパーを備えた、お馴染みのフロントエンドを特徴としている。ホイールはセンターロックホイールだ。さらによく見ると、限定版「911 S/T」を彷彿とさせる新しい造形のフェンダーベントも確認できる。

ポルシェ 911スピードスター 新型のプロトタイプポルシェ 911スピードスター 新型のプロトタイプ

リアエンドには、GT3市販仕様と同じバンパーと、センターマウントのエキゾーストが採用されているが、リアウイングはない。また、エンジンベントも、S/Tに採用されているものを連想させる。この状態にさらなる変更が加えられて、専用のルーフとデッキリッドが採用される可能性がある。

パワートレインの詳細は未発表だが、4.0リットル直列6気筒エンジンが搭載されると予想される。パワートレインについての最大の謎は出力だ。GT3の最高出力は510ps/375kW、最大トルクは450Nmとなっており、911 S/Tは525ps/386kW、最大トルクは465Nmだ。

2019年に登場した最後の911スピードスターは、最高出力510ps/375kW、最大トルク470Nmを発揮する4.0リットル直列6気筒エンジンを搭載していた。このエンジンにより、0-100km/h加速を4秒フラットで達成し、最高速度は310km/hに達する。新型がこれらの数値を超えてくることは確実だ。

最後の911スピードスターは1948台が限定生産されており、992世代の新型でも生産台数は限定になる見込み。

《APOLLO NEWS SERVICE》

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