アメリカンホンダが、トレールバイクラインナップの旗艦機種『CRF300F』を10月に発売すると発表した。『CRF250F』の後継モデルとなるCRF300Fは、294ccの大型エンジンと6速ミッションを搭載し、前モデルよりもパワーと多用途性を向上させている。
ハンドリング性能と乗り心地の改善も図られた。フロントフォークは底付き抵抗を改善する新設定を採用し、ボトムトリプルクランプとリアサスペンションリンクはスチールからアルミニウムに変更され、軽量化と操縦感の向上を実現している。

グラフィックと新形状のラジエーターシュラウドは、現在プロモトクロスで活躍するCRFパフォーマンスマシンのデザインを踏襲している。オイルクーラーの追加や耐熱性の高いクラッチディスク材への変更など、CRF-Fファミリーの信頼性と親しみやすさの評価を維持する改良も施されている。
アメリカンホンダの広報マネージャーのコリン・ミラー氏は「ホンダは、あらゆる年齢や背景のライダーが美しい自然でのオフロードアドベンチャーの興奮を体験できる、楽しく親しみやすく耐久性のあるトレールバイクを製造する実績を持っている」とコメント。「最も高性能なCRF-FモデルとなるCRF300Fの導入により、そうした体験がこれまで以上に身近になり、前モデル以上のヒット作になると確信している」と述べた。

2026年モデルのCRF300Fは、10月からホンダパワースポーツディーラーで販売開始予定だ。