チーム三菱ラリーアートの『トライトン』が「アジアクロスカントリーラリー2025」3年ぶり総合優勝

チーム三菱ラリーアートのトライトン(アジアクロスカントリーラリー2025)
チーム三菱ラリーアートのトライトン(アジアクロスカントリーラリー2025)全 5 枚

三菱自動車工業が技術支援する「チーム三菱ラリーアート」が、アジアクロスカントリーラリー(AXCR)2025にピックアップトラック『トライトン』で参戦し、3年ぶり2度目の総合優勝を果たした。

【画像】「アジアクロスカントリーラリー2025」総合優勝を果たした三菱『トライトン』

チームのエースであるチャヤポン・ヨーター選手は、12番手スタートながらレース1から好タイムをたたき出し、初日を2位で終えた。ピーラポン・ソムバットウォン選手の正確なナビゲーションと、ヨーター選手の堅実な走りで、レース3で総合首位に躍り出た。

レース5では深いぬかるみにスタックするトラブルもあったが、その後レース7でSS2番手タイムを記録するなど攻めの姿勢を崩さず、そのまま首位を維持。2位と約7分差という接戦を制して、16時間15分12秒で3年ぶり2度目の総合優勝を果たした。

チーム三菱ラリーアートのトライトン(アジアクロスカントリーラリー2025)チーム三菱ラリーアートのトライトン(アジアクロスカントリーラリー2025)

田口勝彦選手は5番手からスタートし、前半は上位をキープしていたが、レース3の悪路でフロントサスペンションが損傷し総合10位まで後退。しかし、多くの車両がスタック等に悩まされたレッグ5で18台の先行車を追い抜き、トップタイムをマークして総合6位へ順位を回復。レース7では厳しいコースでアンダーガードやリヤサスペンションが損傷するも、果敢な走りで日本人ペア最上位となる総合5位入賞で3年目のチャレンジを終えた。

社員ドライバーとして2年目の参戦となる小出一登選手は、初日に砂塵で視界が悪い中、急停止した前走車に追突してデイリータイヤを喫したり、レース5では後輪ブレーキが効かなくなるトラブルを抱えたりしながらも、レース3、8ではマシントラブルのチームメイトをサポート。サポートカーとしての役割を果たしながら、昨年より順位を二つ上げる総合22位でAXCRを終えた。

またチームとして3台以上完走し、上位2台の合計タイムの早い順で競われるチーム賞を2年ぶり2度目の獲得となった。

チーム三菱ラリーアートのトライトン(アジアクロスカントリーラリー2025)チーム三菱ラリーアートのトライトン(アジアクロスカントリーラリー2025)

今年のAXCRは、タイ・パタヤの有名観光地であるウォーキングストリートでセレモニアルスタートを実施。翌日のレース1から本格的なラリーをスタートし、パタヤから北東へ約360km移動したタイ東部プラーチーンブリーで、大会最長の競技区間(スペシャルステージ、以下SS)となる199.13kmを競った。

レース2はプラーチーンブリーから、北へ約500km移動したカオヤイでSSを実施。岩場のセクションあり、農園の中を駆け抜けるハイスピードセクションありと、AXCRらしくバラエティに富んだものとなった。レース3はカオヤイ周辺でSSを実施。過酷なコースに加え、午後になるとスコールにより路面がマッドに変わり、多くの車両が苦戦した。

カンボジアとの国境50km以内を走行するレース4、6は安全性を考慮しキャンセルとなったが、レース5は予定通りプラーチーンブリーへ戻り、近郊でSSを実施。SS1と同じルートを使用したが、レッグ1で様々な車両が走行したために轍が深くなる、連日の雨で立木が倒れる等、コースコンディションが悪化し、上位の車両も数台スタックする過酷な1日となった。

レース7では再びスタート地点であるパタヤへ移動。コース序盤の一部はSS1、5と同じルートを使い、大規模農園の中を走る狭いセクション、穴だらけの路面、川渡りのあるSSを走り切り、最終日となるレース8はパタヤのバリハイ桟橋でゴールを迎えた。

チーム三菱ラリーアート総監督の増岡浩氏は「今年は勝つことしか考えていなかったので、三菱自動車らしい強くて勇ましい姿を取り戻すことができて、とても嬉しい。チーム賞も獲得でき、まさに、チーム三菱ラリーアート全員の力で勝ち獲ったリザルト」とコメントした。

チーム三菱ラリーアートのトライトン(アジアクロスカントリーラリー2025)チーム三菱ラリーアートのトライトン(アジアクロスカントリーラリー2025)

《森脇稔》

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