日産自動車は18日、ピックアップトラック『フロンティア』の2026年モデルを米国で発表した。今夏後半に販売開始予定で、現地価格は3万2150ドル(約474万円)からとなる。
新たに設定された「ダークアーマーパッケージ」は、SVグレードに設定される。17インチブラックアルミホイール、ダーク仕上げのミラーキャップ、フロントグリル、エクステリアバッジ、テールゲートレタリングが含まれる。インテリアではブラックヘッドライナー、ダーク仕上げのドアハンドル、HVACベント、シフタートリム、ダッシュボードアクセントが採用される。

PRO-XとPRO-4Xグレードには、新色のシトラスストライクが設定された。ネオンライム・イエローブレンドの鮮やかな色彩が特徴で、2025年型で導入されたアフターバーンオレンジを補完する。
機能面では、新たにドライブモードセレクターを搭載。ロック、サンド、オンロード、マッド、ヒルディセントコントロールの5つのモードから選択でき、様々な路面状況に応じて車両特性を調整する。
PROグレードには、フロントシートヒーター、ステアリングホイールヒーター、リモートエンジンスタートが標準装備される。SVとPROグレードには8ウェイパワードライバーシートが標準装備され、快適性とカスタマイズ性が向上した。

SとSVグレードにはLEDランプが新たに標準装備され、視認性の向上と現代的なフロントエンドの外観を実現している。
またレースなどの高性能車を手掛けるラウシュ・パフォーマンスとのコラボによる、「フロンティアPRO-4X Roush(PRO-4X R)」も設定。新開発のラウシュ・パフォーマンス×オーリンズ2.0オフロードサスペンションシステムにより、フロントを2インチリフトアップし、アプローチ角とデパーチャー角を改善する。
PRO-4X Rは17インチチタニウム仕上げオフロードホイールに265/70R17ハンコック・ダイナプロAT2エクストリーム・オールテレーンタイヤを装着。チタニウム仕上げのスキッドプレート、グリルインサート、ロワーフロントファシアに、ラバレッドのトウフックがアクセントとして配される。

パワートレインは3.8リットルV6エンジンを継続採用し、最高出力310hp、最大トルク281lb-ftを発生。アイドルストップ・スタート機能付きで、9速オートマチックトランスミッションと組み合わされる。
けん引能力は最大7150ポンドを誇る。全グレードに車線逸脱警報、ブラインドスポット警報、リアクロストラフィックアラート、リアパーキングセンサー、ハイビームアシスト、インテリジェントクルーズコントロールが標準装備される。