“スター”性に欠ける? 星型LEDはまさかの採用見送りか、メルセデスベンツ『Cクラスワゴン』改良新型をスクープ

メルセデスベンツ Cクラス・ステーションワゴン 改良新型のプロトタイプ
メルセデスベンツ Cクラス・ステーションワゴン 改良新型のプロトタイプ全 18 枚

メルセデスベンツは現在、『Cクラス』改良新型を開発中だ。その派生ワゴン『Cクラス・ステーションワゴン』のプロトタイプを初めて鮮明に捉えた。

現在メルセデスベンツは、新型の全モデルにスリーポインテッドスターをあしらった星型LEDをヘッドライトとテールライトに配置していくと見られていたが、ステーションワゴンの改良新型では、まさかの見送りとなる可能性がある。

現在、BMWは新型ノイエクラッセ『3シリーズ』の2026年デビューに向けて準備を進めており、メルセデスベンツも、自社のラグジュアリーコンパクトモデルであり、ベストセラーでもあるCクラスに改良新型を導入することで、BMWの挑戦に応えようとしている。

メルセデスベンツ Cクラス・ステーションワゴン 改良新型のプロトタイプメルセデスベンツ Cクラス・ステーションワゴン 改良新型のプロトタイプ

Cクラス・ステーションワゴン改良新型のエクステリアでは、ライト、バンパー、グリルにデザインの重点が置かれる。フロントヘッドライトユニットには、メルセデスベンツが現在全モデルに展開中の星型のLEDデイタイムランニングライト(DRL)が採用されている。しかし、不思議なことに、ステーションワゴンのリアライトには星型のLEDライトが採用されていないようなのだ。

プロトタイプが発売間近まで旧型のライトを装着した状態でテスト走行するのは珍しいことではない。1月に行なわれたCクラス・ステーションワゴンのテスト走行でも、星型ライトは採用されていなかった。今回撮影したプロトタイプで奇妙なのは、リアライトをわざわざ隠蔽している点だ。まるで、その下に何か隠しておきたくないものがあるかのようだ。

フロントとリアの隠蔽が完全に解除されるのはおそらく2025年後半か2026年初頭だろう。メルセデスベンツは、1980年代までのようにグリルを再び車の特徴として際立たせようとしていることが分かっているので、Cクラス・ステーションワゴン改良新型でも大胆なグリルが見られることが予想される。また、グリル周囲はボディ同色ではなくなり、中央のスリーポインテッドスターは点灯式になるかもしれない。

メルセデスベンツ Cクラス・ステーションワゴン 改良新型のプロトタイプメルセデスベンツ Cクラス・ステーションワゴン 改良新型のプロトタイプ

今回捉えた、AMGライン仕様のプロトタイプは、フロントフェンダーにEQバッジが付けられているが、フル電動EVではありない。なぜならEVは全く異なるプラットフォームを採用しているからだ。デュアルフィラーフラップが示すように、プロトタイプはプラグインハイブリッドだ。

欧州仕様の313ps「C300e」プラグインハイブリッドは現在、WLTPモードで106kmの航続をもつが、フェイスリフト版では伸びる可能性がある。Cクラス改良新型は、従来の内燃機関と完全電動化の間の橋渡し役として存在を主張するだろう。

《APOLLO NEWS SERVICE》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【日産 ルークス 新型】「ルークスはパイクカー」開発デザイナーが立ち返った“軽ならではのデザイン”とは
  2. 三菱『デリカミニ』がフルモデルチェンジ!「やんちゃ坊主」感アップ、走りも三菱らしく進化
  3. 世界初、個人所有できるレベル4自動運転「ロボカー」誕生、2026年に納車開始
  4. 「本当に世に出るとは」わずか1トンの車体に800馬力V12を搭載、「超アナログ」なスーパーカーにSNS沸く
  5. 日産、スーパーハイト軽自動車『ルークス』新型を先行公開、160万円台から秋頃発売へ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る