幼児用自転車メーカーのアイデスが、昭和50年代に子どもたちを熱狂させた「スーパーカー自転車」を復活させる。50年の時を経て最新技術で再創造した新型ジュニアバイク「ミライドS」を発表した。8月28日に開幕する東京おもちゃショー2025に展示される予定だ。
同社は現代の子どもたちを取り巻く「外遊び離れ」という社会課題に着目。スマートフォンやゲームの普及により、外で体を動かす時間は昭和世代と比較して30%以上減少したとされている。この課題に対し、単なる移動手段ではない「乗ること自体が目的になる」熱狂的な遊びの再定義に挑んだ。
「ミライドS」は、かつて憧れの的だったアナログギミックを令和のデジタル技術で「光る・走る・操る」体験へと完全進化させた。ハンドル中央に搭載された「ライトニングコア」は司令塔装置として全ての機能を操り、未来からのミッションを受信するコックピットの役割を果たす。

前方のレバーを引く「フラッシュトリガー」では、未来と現在がシンクロし、ライトニングコアから光と音が放たれる未来体験システムを搭載。サドルに装備された「バーストテイル」はレーザーと光の機構で闇を切り裂き、超加速感覚を演出する未来型推進装置となっている。
さらに、トップスピードに到達すると発動する特殊ホイール「サイクロンホイール」により、風を切り、走行の進化を実感できるダイナミックな体験を提供する。
同時に、おもちゃショー史上初となる「3Dスキャナーを用いた未来のおねだり体験」も公開予定。最新の3Dスキャナーで子どもの全身をわずか数秒でスキャンし、自分そっくりの3Dアバターがモニター内にリアルタイムで生成される。本人の動きを完全にトレースしながら健気におねだりを繰り広げる仕組みだ。
親・祖父母世代には「懐かしさ」を、子どもたちには「未知のワクワク」を届け、世代を超えたコミュニケーションが生まれる瞬間を創出するという。
東京おもちゃショー2025では、バイヤーズデーが2025年8月28日から29日、パブリックデーが8月30日から31日に東京ビッグサイトで開催される。アイデスブース「ミライドラボ」では実際に「ミライドS」の試乗体験ができ、各機能の動作を体感できる予定だ。