「ほぼ未使用」のスーパーカー20台、匿名バイヤーに一括売却へ その総額は…

マンスール・オジェ氏が保有するマクラーレンのスーパーカーコレクション
マンスール・オジェ氏が保有するマクラーレンのスーパーカーコレクション全 2 枚

高級クラシックカー販売を手がける英国のトム・ハートリー・ジュニアは8月27日、マンスール・オジェ氏が保有するマクラーレンのスーパーカーコレクションの売却に関して合意したと発表した。

【画像】20台のマクラーレン・スーパーカーコレクション

同社は数か月前にも、F1界の重鎮ベルニー・エクレストン氏のグランプリ・F1カー69台のコレクションを、レッドブル共同創設者の故ディートリッヒ・マテシッツ氏の息子マーク・マテシッツ氏に売却している。

オジェ氏のコレクションは、各モデルの最終シャシーを代表する20台のマクラーレンスーパーカーで構成されている。ほぼ全ての車両が未使用の工場出荷状態を保っている。

マンスール・オジェ氏が保有するマクラーレンのスーパーカーコレクションマンスール・オジェ氏が保有するマクラーレンのスーパーカーコレクション

コレクションの中心は、マンスール氏が特別に「イケム」色で仕様指定した最後のマクラーレン『F1』で、現在は「マンスール・オレンジ」として知られている。その他にも『P1 GTR』、『スピードテール』、複数の『セナ』、『セイバー』、『エルバ』など、マクラーレンスーパーカーの至宝が含まれている。

コレクション全体は匿名を希望する単一のバイヤーに売却された。売却価格も非公開となっている。マクラーレンF1単体で複数の世界記録的なオファーがあったが、オジェ家とトム・ハートリー・ジュニアは、コレクションを歴史的なアンサンブルとして保持することにこだわったという。

トム・ハートリー・ジュニアは「オジェ家からこの素晴らしいコレクションの売却を委託されたことは、まさに特権。これは単なる売却ではなく、伝説の重要で敬意ある継承だ」とコメントした。

《森脇稔》

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