三菱の軽スーパーハイトワゴン『eKスペース』、主要ライバルと比較

三菱 eKスペース 新型(イメージ)
三菱 eKスペース 新型(イメージ)全 19 枚

三菱自動車工業が2025年秋に発売する軽スーパーハイトワゴンの『eKスペース』新型は、広い室内空間と多彩な利便性を備えたモデルとして、激戦区の軽自動車市場に投入される。

予約受付開始時点で175万~195万円の価格帯が示されており、同クラスの主要モデルと正面から競合することになる。

●ホンダ N-BOX

ホンダ『N-BOX』は国内の軽スーパーハイトワゴン市場で圧倒的な販売実績を持つモデルである。広大な室内空間と多彩な収納アレンジが強みで、家族層を中心に幅広く支持されている。eKスペースと同じく「広さと使いやすさ」を求めるユーザー層に向けられているため、直接的なライバルと位置付けられる。

ホンダ N-BOXホンダ N-BOX

●ダイハツ・タント

ダイハツ『タント』はセンターピラーレス構造を採用した「ミラクルオープンドア」により、乗降性や使い勝手に特徴を持つ。小さな子供や高齢者の乗降を意識した設計で、ファミリー層を中心に選ばれてきた。利便性を重視する点でeKスペースと競合する。

●スズキ・スペーシア

スズキ『スペーシア』はマイルドハイブリッドによる燃費性能と、遊び心あるデザインで支持を集める。快適装備として独自の「マルチユースフラップ」を備え、日常使いの利便性を高めている。経済性と個性を重視するユーザーに向けられており、eKスペースの購入検討層とも重なる。

スズキ・スペーシアスズキ・スペーシア

●日産ルークス新型

日産『ルークス』はeKスペースとプラットフォームやパワートレインを共用する「兄弟車」にあたり、eKスペースと同時にモデルチェンジ。仕様や装備に違いを持たせながらも基本性能は共通しており、販売チャネルの違いによって競合関係にある。

●三菱デリカミニ新型

三菱『デリカミニ』はeKスペースをベースに「アウトドア志向」を強めた派生モデルだ。やはりeKスペースと同時にモデルチェンジ。SUVテイストの外観と専用装備で差別化を図っており、同じ三菱のラインナップ内でもユーザー層を奪い合う可能性がある。デザインやライフスタイルにこだわる層を狙った選択肢となる。

ライバル車比較表
三菱 eKスペース新型…約175万~195万円。広い室内空間、利便性を高めた装備。日産ルークスとプラットフォームを共用する。
ホンダ N-BOX…約149万~195万円。販売台数トップ。広い室内と多彩な収納アレンジ。
ダイハツ・タント…約148万~190万円。センターピラーレス「ミラクルオープンドア」で高い乗降性。
スズキ・スペーシア…約150万~185万円。マイルドハイブリッド採用、遊び心あるデザイン。
日産ルークス新型…約165万~230万円。eKスペースの兄弟車。
三菱デリカミニ新型…約195万円~295万円。SUVテイストの外観、アウトドア志向の派生モデル。

三菱 eKスペース 新型三菱 eKスペース 新型

新型eKスペースは、N-BOX、タント、スペーシアという軽スーパーハイトワゴンの定番モデルに加え、兄弟車の日産ルークスや派生モデルのデリカミニとも競合する。各社が室内空間、乗降性、燃費性能、デザインといった要素で差別化を進めており、ユーザーにとっては多彩な選択肢がそろう市場環境となっている。

◆デザイン刷新と便利機能で幅広い層に訴求

三菱自動車は新型eKスペースの商品特長も公表している。新型は、モダンで親しみやすいデザインと広い居住空間、先進的な利便装備を兼ね備えることで、ファミリー層をはじめ幅広いユーザーのニーズに応えるモデルとして市場投入される。

フロントデザインは、黒い帯でつながるグリルとキューブ型LEDヘッドランプを組み合わせ、高級感を演出した。メッキモールやプレスラインにより、幅広い層から親しみやすいモダンな印象を与える。ボディカラーには新色「デニムブルーパール」が追加された。

三菱 eKスペース 新型三菱 eKスペース 新型

インパネは7インチカラー液晶メーターと一体型パネルを採用し、上質さと先進感を両立。インテリアはグレーを基調とした落ち着きのある空間を提供する。シート生地は伸縮性に優れ、座り心地を改善。Aピラーの位置と角度を見直すことで、室内長は従来比で115mm拡大し、前方視界の改善と開放感の向上を実現した。

走行性能では、POWER、NORMAL、ECOの3つのドライブモードを備え、ドライバーの好みや走行環境に応じてドライブモードセレクターで切り替えが可能となっている。

収納面では、USBポート付きのインパネロワートレイや助手席前トレイ、運転席アッパーボックスなど多彩な収納スペースを新設。利便性を高めた。

また、軽自動車としては唯一「接近時アンロック」と「降車時オートロック」を同時採用し、ハンズフリー機能付き電動スライドドアや予約ロック機能とあわせて利便性を高めている(一部グレード)。さらにエアコンにはプラズマクラスターを採用し、室内空気の快適性を強化した(一部グレード)。

《高木啓》

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