テンフィールズファクトリーは9月2日、同社が開発した新世代EV超急速充電器「FLASHマーク6(MARK 6)」の1号機を、千葉県柏市の「オートバックスカーズかしわ大井」にて稼働開始したと発表した。
「FLASH」は早い充電速度と非会員制の従量課金制を特徴とし、商業施設や店舗駐車場への導入が進んでいる。最新モデルの「FLASH MARK 6」は最大240kWの充電速度を誇り、日本で主流のCHAdeMO規格に加え、テスラ規格のNACSにも対応しているため、幅広い車種のEVが充電可能だ。
さらに大型液晶ディスプレイを搭載し、充電中のユーザーに設置先の施設情報や広告を表示できる。これにより充電収益だけでなく広告収益も見込める仕様となっている。
今回の設置では、オートバックスのブランドカラーに合わせたブラック仕様の特別デザインを採用。今後もパートナー企業の要望に応じたビジュアル調整や設置形態の柔軟な対応を進め、協業の幅を広げる方針だ。
設置場所は「オートバックスカーズかしわ大井」(千葉県柏市大井)で、24時間利用可能。決済方法はクレジットカードや各種QRコード決済に対応し、充電料金は44円/kWhとなっている。
テンフィールズは今後、全国の商業施設や観光地、道の駅などへの展開を予定している。EV充電器の利便性に加え、人・情報・地域をつなぐ「情報端末」としての新たな社会インフラの形を「FLASH MARK 6」が示していく、としている。