三菱自動車の米国部門は8月29日、『アウトランダー』と『アウトランダープラグインハイブリッド(PHEV)』、グリーンカージャーナルの2026年ファミリーグリーンカー賞を同時受賞したと発表した。
この受賞は同賞21年の歴史で初めて姉妹車が最高賞を同時獲得する快挙となった。アウトランダーPHEVにとっては4年連続の受賞となる。
ファミリーグリーンカー賞は、環境性能に優れながらスタイルと多用途性を兼ね備えた車両に贈られる。今回の受賞は、2026年モデルのアップグレード内容が評価されたもので、PHEVではバッテリー容量の拡大による電気走行距離の延長、フロント・リアスタイリングの刷新、インテリアの改良、走行性能の向上、ヤマハ製オーディオシステムの搭載が予定されている。
一方、通常のアウトランダーには新たにマイルドハイブリッドパワートレインが搭載される。
グリーンカージャーナルの編集長ロン・コーガン氏は「アウトランダーへのマイルドハイブリッドパワートレイン追加は、効率向上と炭素排出量削減に向けた重要な進化のステップ」と評価した。
現行の2025年モデルアウトランダーPHEVは電気走行距離38マイル、ハイブリッド総航続距離420マイルを実現している。両車種とものスーパーオールホイールコントロール(S-AWC)システムを搭載し、様々な走行条件で安心感と制御性を実現する。
改良された2026年モデルのアウトランダーPHEVと新しいマイルドハイブリッド仕様の2026年型アウトランダーは、今後数か月以内に発売予定となっている。