トヨタGRスープラ、『スーパーカー』初公開…2026年豪州スーパーカー選手権参戦へ

トヨタGRスープラ・スーパーカー
トヨタGRスープラ・スーパーカー全 10 枚

トヨタオーストラリアは9月1日、2026年のスーパーカー選手権への初参戦に向けて開発した『GRスープラ・スーパーカー』を初公開した。

【画像】トヨタGRスープラ・スーパーカー

同社が豪州の最高峰モータースポーツカテゴリーへの参戦を発表してから約1年、トヨタオーストラリアのデザインチームとホモロゲーションパートナーのウォーキンショー・アンドレッティ・ユナイテッド(WAU)による広範囲な開発と設計を経て、GEN3 GRスープラが完成した。

2026年シーズンには計6台のGRスープラ・スーパーカーがグリッドに並ぶ。WAUがチャズ・モスタート選手とライアン・ウッド選手の2台を運用し、ブラッド・ジョーンズ・レーシング(BJR)が残り4台を担当する。BJRのドライバーラインアップは2026年シーズン開始に近づいた時点で発表される予定だ。

トヨタは少なくとも今後5年間、スーパーカー選手権への参戦を継続する方針だ。

この取り組みは、過去10年間にわたって展開されている人気のワンメイクレース「トヨタガズーレーシングオーストラリア(TGRA)GRカップ」を基盤としている。同カテゴリーでは30台以上のトヨタ『86』/『GR86』がスーパーカー選手権の選抜ラウンドのサポートカテゴリーとしてグリッドに並び、プロレーサーを目指す人々に手頃な価格のグラスルーツカテゴリーでキャリアをスタートする機会を提供している。

シドニーでの発表後、GRスープラ・スーパーカーは10月のレプコ・バサースト1000でマウント・パノラマにて一般公開デビューを果たす。会場では一般向け展示とデモンストレーション走行が行われ、2025年スーパーカー選手権の残りラウンドでもさらなる活動が予定されている。

トヨタのスーパーカーテストプログラムは豪州各地のレーストラックで間もなく開始され、2026年2月のスーパーカー選手権開幕戦に向けて調整を完了するための重要な風洞実験とAVLダイナモ評価につながる予定だ。

《森脇稔》

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