マツダ車専門チューニングメーカーのオートエクゼが、マツダ『ロードスター』(ND5RC, ND5RE 2015年5月~)用「ファインチューニングリビルトエンジン」(P5型エンジン)を新発売。
【画像】オートエクゼのNDロードスター用「リビルトエンジン」
「扱いやすさや耐久性を損なうことなく、普段使いから“人馬一体”の洗練を体感できるストリートベスト仕様」をコンセプトに、大量生産の制約を超えた理想のフィールを追求。熟練の職人が丹念に仕立てた、高精度ハンドメイド・フルオーバーホール済パーシャルエンジンとなっている。

バルブとシート周りには、ストリートユースおける性能と耐久性を両立させる独自のノウハウを投入したバルブシートカットが施され、ヘッド組付け時の引張応力を再現した「ダミーヘッド付き精密ホーニング」により、シリンダーブロックも高い精度を確保。専用設備を用いた精密な測定・加工により、クランクシャフトからフライホイールまで一体でバランスが調整されている。
改良型エッジカットピストンや低張力非対称バレルピストンリングをはじめとする交換部品は、全て最新のマツダ純正部品を使用。もちろんワッシャー、各ボルト、各シール、各ガスケットまで徹底されている。
アイドリングからレッドゾーンまで、よどみなく回る感覚に磨き上げられたリビルドエンジンは税込み価格65万7800円。製品出荷は10月中旬頃より開始を予定。

なお、今回はNDロードスター用として、スポーツ走行時に最適な冷却効率をアップした「スポーツラジエター」「スポーツラジエターキャップ」「スポーツサーモスタット」も同時に発売された。
スポーツラジエターは、オールアルミ2層コア(コア厚36mm/フィンピッチ3.5mm)を採用。量産14mmコア比で放熱量18%改善、NR-A大容量(25mm)比で3%改善を実現。高負荷時でも余裕ある冷却性能で、連続走行の安定性を高めている。税込み価格は7万8529円。

スポーツラジエターキャップは、開弁圧127kPa(1.3kg/cm2)で冷却水の沸点を引き上げ、ラジエター性能を最大限に発揮。シール部には耐熱シリコンゴムを採用し、高温下でも密封性を長期維持して圧力低下を防ぐ。税込み価格3300円。
スポーツサーモスタットは、開弁温度を75度(純正88度)に設定し、低い温度から冷却水をラジエーターへ循環させることで、スポーツ走行時の水温上昇を抑える。感知部に純正同等の“高応答型”を採用して、安定した水温コントロールを実現している。税込み価格8800円。