台風圏内だっ!! 走行する自動車は注意して

台風(イメージ)
台風(イメージ)全 2 枚

台風接近や通過に伴い、自動車での移動は大きなリスクを伴う。気象庁やJAF、損害保険会社各社は、やむを得ず走行する場合や事前に台風が予想される場合の注意点を公表している。以下にまとめたので、安全に留意してほしい。

【画像全2枚】

◆台風圏内で走行する場合の注意点

強風や大雨による視界不良、路面冠水が相次ぐ状況では、まず速度を落とし、昼間でも早めにライトを点灯することが求められる。特に橋梁部やトンネル出入口、海岸沿いなど風が強く吹き付ける場所では、ハンドルをしっかり保持し、急な操作を避けることが重要だ。

冠水路への進入は厳禁。JAFの実験では浸水深30cm程度でも車両が停止する可能性が高いことが確認されている。浸水深さ50cm以上では車体が浮き始め、ドアが開かなくなる危険性もある。やむを得ず浸水に遭遇した場合は、速やかに窓を開けたり、脱出用ハンマーを用いたりして、車外へ避難することが推奨される。

◆台風が予想される場合の事前対策

移動前に最新の気象情報を収集し、台風の進路や警報を確認することが第一だ。国土交通省の「ハザードマップポータル」では、浸水や土砂災害のリスクを事前に把握できる。また、自動車を駐車する際は河川沿いや低地を避け、高台や立体駐車場へ移動しておくことが望ましい。

さらに、避難を想定する場合には、公共交通機関の利用を優先し、やむを得ず自動車を使用する場合でも安全な経路を選択すること。気象庁は「不要不急の外出を控え、台風通過後に行動することが最も安全」と強調している。

◆まとめ

台風下の運転は想定以上に危険が多く、最も有効な対策は「運転を控えること」だ。やむを得ない状況に備え、情報収集と早めの判断、そして冠水路への進入を避けるなど具体的な行動を徹底することが、安全確保につながりそうだ。

《高木啓》

【注目の記事】[PR]

レスポンス公式TikTok

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『ハイラックス』新型、まずはディーゼルの5グレードを豪州発売…約355万円から
  2. 分割式で取り付け簡単、MAXWINの金属製スノーチェーン「K-TIR08」発売
  3. トヨタ『RAV4』新型、ジェイテクトの協調操舵技術「Pairdriver」初搭載
  4. メルセデスベンツ、新型電動ミニバン『VLE』を2026年3月世界初公開へ
  5. 「初代エンブレム エモい」ホンダ『ステップワゴン』が30周年! 特別仕様車にSNSで感動の声
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る