ポールスターが全長5mの電動クーペ『5』発表、884馬力で航続670km…IAAモビリティ2025

ポールスター5
ポールスター5全 10 枚

ポールスターは9月8日、IAAモビリティ2025において、4ドア電動グランドツアラー『ポールスター5』を発表した。

【画像】ポールスター5

2020年に初公開された『プリセプトコンセプト』を忠実に市販化したモデルで、ブランドの将来ビジョンを具現化した車両となる。

全長5mのボディは航空機からインスピレーションを得たデザインで、翼のような空力プロファイルとカム式テールを採用。低いノーズ部分にはスマートゾーンを配置し、ポールスター特有のデュアルブレードヘッドライトにはピクセルLED技術を標準装備する。空力性能に優れ、デュアルモーター仕様のCd値は0.24を実現した。

内装は4+1シートレイアウトを採用。レカロと共同開発したフロントシートは低いヒップポイントと優れたサポート性を両立する。リアシートは個別にリクライニング可能で、中央アームレストを上げることで5人乗車も可能だ。天然繊維素材を多用し、亜麻から作られたバイオベース素材を使用することで、プラスチック比で40%の軽量化と50%の化石燃料系素材削減を実現している。

新開発のポールスターパフォーマンスアーキテクチャ(PPA)は、高強度アルミニウム押出材とプレス材、鋳造材を組み合わせた軽量かつ高剛性な構造。112kWhのリチウムイオンバッテリー(使用可能容量106kWh)を構造体の一部として組み込んでいる。

パワートレインは自社開発のリアモーターを採用。パフォーマンス仕様は最高出力884hp、最大トルク1015Nmを発生し、0-100km/h加速を3.2秒で完了する。デュアルモーター仕様は550kW、812Nmで、同加速は3.9秒となる。

800V電気アーキテクチャを初採用し、最大350kWでの急速充電が可能。10-80%充電は最短22分で完了する。航続距離はデュアルモーター仕様で最大670km、パフォーマンス仕様で最大565km(いずれもWLTP)を実現している。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『カムリ』新型に「GT-Sコンセプト」、スポーツセダンの新境地を提示…SEMA 2025
  2. ホンダ『CB1000F』早くも受注が1600台超に、年間生産計画5000台…CBオーナーイベント復活も計画
  3. 免許不要で歩道走行可能な新型4輪モビリティ、全幅59cmの「CURIO Q1」初公開へ…ジャパンモビリティショー2025
  4. トヨタ『RAV4』新型、パワーと燃費向上の第5世代ハイブリッド搭載…12月米国発売へ
  5. 伝説のフェラーリ『F40』に着想、最新ワンオフ『SC40』発表…830馬力の電動スーパーカー
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る