ホンダが新型軽EV『N-ONE e:』を発売、航続295km、価格は269万9400円から

ホンダ N-ONE e:
ホンダ N-ONE e:全 32 枚

ホンダ(本田技研工業)は9月12日、新型軽乗用EVN-ONE e:』を発売する。グランドコンセプトを「e: Daily Partner」と定め、日常に寄り添い、毎日の暮らしをより快適で活発なものにする“暮らしのパートナー”をめざしたモデルだ。

【画像】32枚、ホンダの新型軽EV

最大の特長は、WLTCモードで295kmという航続距離を実現した点にある。軽自動車クラスのEVでは充分な数値であり、買い物や通勤など日常の移動はもちろん、週末の郊外ドライブにも安心感をもたらす。

床下に配置したバッテリーを薄型化することで、低重心による安定した走行性能と広々とした室内空間を両立した。さらにEVならではの静粛性とスムーズな加速、そして小回りのきくハンドリングにより、街中での運転がしやすくなっている。

さらにN-ONE e:は、ホンダの軽乗用車として初めてシングルペダルコントロールを採用した。アクセルペダルだけで加減速から完全停車までできるため、街中の走行や駐車時におけるペダルの踏みかえの煩わしさを軽減でき、日常のドライブがより快適になると期待される。

ホンダ N-ONE e:ホンダ N-ONE e:

N-ONE e:ではホンダのクルマづくりの基本思想である「M・M思想(マン・マキシマム/メカ・ミニマム)」を継承。人のためのスペースを最大限に確保する一方で、メカニズムを最小限に抑えることで、軽自動車ながら大人4人が快適に乗車できる空間を実現した。リアシートは多彩なアレンジが可能で、荷室から続くフラットな床面や、座面をはね上げて背の高い荷物を積める機能など、実用性に優れる。

デザイン面では、『N-ONE』のスタイルを受け継ぎつつEVらしいクリーンさを強調。フロントフェンダーやテールゲートの曲面は上質感と安定感を表現している。インテリアは前方視界を広く確保し、運転時に安心感を与える造形とした。また、ナビの使用頻度が少ないユーザー向けに、ディスプレイレス仕様を設定。スマートフォンとBluetoothで接続すれば音楽を楽しめるなど、シンプルながら柔軟な使い方ができる。

ホンダ N-ONE e:ホンダ N-ONE e:

素材には環境に配慮したリサイクル材やバイオ樹脂を採用。フロントグリルには廃車から回収したバンパーリサイクル材、インパネ上部には植物由来の樹脂、さらにフロアカーペットには使用済みペットボトルを再資源化した素材を用いるなど、環境負荷の低減にも力を入れている。

N-ONE e:では充電性能も実用的だ。普通充電では約4.5時間、急速充電では約30分で充電が可能。さらに最大1500Wの外部給電機能やV2Hシステムにも対応し、アウトドアでの利用や災害時の非常電源としても役立つ。家庭での電気代節約にもつながり、暮らし全体を支える存在となる。

バンパーリサイクル材バンパーリサイクル材

安全性能では、先進運転支援システム「Honda SENSING」を全タイプに標準搭載。軽自動車としては初めて「トラフィックジャムアシスト(渋滞運転支援機能)」を備え、事故後の二次被害を防ぐ「衝突後ブレーキシステム」も採用。高い安全性能が日常の安心につながる。

さらに、スマートフォンアプリと連動する「Honda CONNECT」により、充電状態の確認や遠隔操作が可能。上級グレードの「e: L」では、自動地図更新や駆けつけサービス、デジタルキー、車内Wi-Fiといった利便性の高い機能も選択できる。

ホンダ N-ONE e:ホンダ N-ONE e:

N-ONE e:のタイプバリエーションは2タイプ、価格は以下の通り。
e: G:269万9400円(FF、4人乗り)
e: L:319万8800円(FF、4人乗り、急速充電対応)

e: Gはシンプルなデザインや機能を追求した、N-ONE e:のスタンダードタイプ。Bluetooth対応オーディオを標準装備としつつ、ディスプレイがないすっきりとした室内空間が特長だ。ディスプレイは、8インチのディスプレイオーディオがディーラーオプションとして設定されている。

e: Lは、e: Gをベースに、9インチHonda CONNECTディスプレイナビゲーション連動や14インチアルミホイール、本革巻ステアリングホイール、急速充電などを標準装備した、上級グレードとなる。

《高木啓》

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