医薬品卸売業のケーエスケーと日立製作所は9月10日、先進のデジタル技術を活用した医薬品配送業務のDX(デジタルトランスフォーメーション)に関する協創を開始したと発表した。
ケーエスケーは、日立のLumadaソリューション「Hitachi Digital Solution for Logistics(HDSL)」を活用し、現場熟練者の経験やノウハウをもとに手作業で行っていた配送関連業務をデジタル化する。配送・作業実績データを一元管理することで、ドライバーによる出荷時の検品、配送、納品の一連の業務効率化を図る。
具体的には、ケーエスケーの大阪支店において、HDSLを統合物流管理システム「HITLUSTER」と連携させて医薬品出荷時の倉庫内での荷合わせ検品、および得意先での商品受領のデジタル化を実施する。これらを含む倉庫・配送業務の実績データを活用した配送計画の自動化や配送管理について、実用化に向けた試験運用を開始する。