中国AITOが中東市場参入へ、新型EVを3車種発表…IAAモビリティ2025

『AITO 9』の中東仕様(IAAモビリティ2025)
『AITO 9』の中東仕様(IAAモビリティ2025)全 3 枚

中国SERES Group傘下の高級EVブランド「AITO」は、IAAモビリティ2025において、『AITO 9』、『AITO 7』、『AITO 5』の中東向け新型モデルを世界初公開した。

【画像全3枚】

SERES AUTOのLeon He社長は「AITOはグローカル・ブランドになることに尽力している。本日、真にグローバル化された製品ラインナップを発表し、グローバル化の取り組みにおける新たな戦略的マイルストーンを設定する」と述べた。

AITOブランドは2021年12月の設立から2025年8月末までに、中国における4車種の累計販売台数が77万台を超えた。特に2023年末に発売されたフラッグシップSUV「AITO 9」は、累計23万台以上を販売し、中国50万元級高級車セグメントで17か月連続販売首位を獲得している。

中東仕様車には、3か国語(中国語、英語、アラビア語)に対応したスマート・コックピットと、現地のデジタル・エコシステムへの統合機能が搭載される。ハードウェア性能は中東の独特な自然環境に合わせて調整され、砂漠などの極限条件下で厳格なテストを受けている。これら3つの新モデルはすべてUAE市場参入認証を取得済みで、まもなく市場に投入される予定だ。

AITOは世界戦略の一環として、UAEに子会社を設立し、段階的にフル・モデル・ラインナップを発売していく。ドバイに拠点を置く中央倉庫を活用し、毎週の注文配送とアフターセールス部品の即時サポートを可能にする現地化されたサプライ・チェーンも開発する。

IAAモビリティ2025では、グローバル・モデルとともに、SERES第5世代スーパー・レンジエクステンダー・システムが海外デビューを果たした。このシステムは小型軽量設計で静かな動作を実現し、高出力と高効率を両立している。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. AE86レビン・トレノ、エンジン部品を復刻生産へ…トヨタGRヘリテージパーツプロジェクト
  2. 「今までのルノー車にはないデザイン」6代目となった新型ルノー『ルーテシア』、ファンの注目は“F1由来”の技術
  3. ホンダが新型軽EV『N-ONE e:』を発売、航続295km、価格は269万9400円から
  4. 『GRスープラ』の後ろ姿が劇的に変わる! LEDテールランプ「Laser Style」が発売
  5. 「ランクル250の対抗馬?」三菱の次期『パジェロスポーツ』は日本市場復活なるか、SNSでは期待の声続々
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る