CO2固定化技術「カルカーボ」配合アスファルト舗装、国内初の実証施工…出光興産と日本道路

アスファルト舗装への「カルカーボ」の使用イメージ
アスファルト舗装への「カルカーボ」の使用イメージ全 2 枚

出光興産と日本道路は9月11日、排ガス中のCO2を固定化した合成炭酸カルシウム「カルカーボ」を配合するアスファルト舗装の実証施工を、国内の一般道路で初めて行ったと発表した。

施工場所は茨城県鹿嶋市の市道で、老朽化してひび割れや凹凸が見られる約400平方mの区間のうち、約200平方mを「カルカーボ」配合のアスファルト舗装材で施工した。

「カルカーボ」は、ボイラー排ガス中のCO2と、コンクリート製品製造工場で発生するコンクリートスラッジに含まれるカルシウムを合成するカーボンリサイクル技術で製造される。舗装材には約1トンの「カルカーボ」を使用し、約200kgのCO2を道路に固定化した。


《森脇稔》

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